本田、香川のアベック弾! 日本が3連続完封勝利で7大会連続の決勝T進出

本田の3戦連続ゴールで先制、香川のアギーレジャパン初ゴールでダメ押し

 アギーレジャパンが20日、オーストラリア・メルボルンで行われたアジアカップ1次リーグ最終戦、ヨルダン戦で2-0で勝利し、初優勝を飾った1992年大会以来、7大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。本田、香川のエース2人が先制&ダメ押し弾を叩き込んだ。

 引き分け以上で無条件で1次リーグ突破が決まる日本は3試合連続で同じメンバーで先発を組んだ。開始から押し気味に進めた日本は前半11分、FW岡崎の右からのクロスをFW乾が豪快にゴールネットに突き刺したが、クロス直前にボールがタッチラインを割ったとの判定でノーゴールに。

 しかし、日本はその後も攻撃の手を緩めない。前半24分、左サイドから乾が絶妙な縦パスを配球。走り込んだ岡崎の左足シュートは相手GKに弾かれたが、逆サイドからゴール前につめたFW本田が右足で蹴り込み、先制した。3戦連続ゴールとなった背番号4はイラク戦でも披露した敬礼ポーズで喜びを表現した。

 日本はその後もチャンスを作る。前半28分には本田の右CKからDF森重がニアサイドで強烈ヘッド。しかし、これはGKの好セーブに阻まれた。後半16分にはMF遠藤の右サイドからのFKにDF吉田が頭で合わせたが、これも左にそれて追加点はならず。同26分には本田がペナルティーエリア外から左足でシュートを放つも、GKに弾かれた。

 だが後半37分、ついに待望の追加点が生まれる。途中出場のFW武藤が左サイドからグラウンダーのクロス。走り込んだMF香川が右足でゴールを叩き込んだ。背番号10にとってはアギーレジャパン初得点。日本はその後も軽快なパスワークで試合を支配し、3戦連続完封勝利を飾った。

 カタールで行われた2011年の前回大会では1次リーグで苦しみながらも、2勝1分けで並んだヨルダンを得失点差で上回り、1位通過。その勢いで優勝を飾った。今回も中東勢3か国と同組となった1次リーグは厳しい展開が予想されたが、終わってみれば3戦全勝でD組1位で決勝トーナメントへ。交代メンバーも含めてほぼ同様のメンバーで戦っている日本は試合を経るごとに連携を高めている。

 前回大会1次リーグでドローと苦戦したヨルダン相手に勝ち切ったアギーレジャパンは23日にUAEと準々決勝を戦う。本田の3戦連続ゴールに加え、香川に待望の初得点が生まれた日本が初のアジアカップ連覇へ突っ走る。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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