試合後に涙…ロナウドが「絶望のあまり腕を振り回した」 川崎に敗れ「自分自身と口論」

試合後にうつむいたクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】
試合後にうつむいたクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】

川崎に敗れたアル・ナスル、ロナウドはいくつかの決定機を決められず

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の準決勝でサウジアラビアのアル・ナスルはJ1川崎フロンターレに2-3で敗れ、アジア制覇の野望を阻まれた。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドはいくつかの決定機を迎えるもゴールを奪えず。試合後には悔しさから涙も見せた40歳のスターは「自分自身と口論する」一幕もあった。

 試合は前半10分に川崎がFW伊藤達哉の鮮やかなボレーシュートで先制。アル・ナスルが一度は追いつくも、FW大関友翔のゴールで再びリードを奪うと、後半にMF家長昭博が追加点を決めた。

 アル・ナスルは終盤にMFアイマン・ヤヒヤのミドル弾で点差を縮める。その後も猛攻で後半アディショナルタイムにはロナウドに2度の決定機も。ゴール正面からの直接FKはGK山口瑠伊に右足でセーブされ、直後に得たエリア内での決定機も川崎守備陣の懸命の守備に阻まれ、得点は生まれなかった。

 試合終了後、ロナウドはピッチ上で激しいジェスチャーをまじえながら、試合の反省をするように独り言を呟いていた。英紙「サ・ザン」はこのロナウドの振る舞いに注目。「取り乱したクリスティアーノ・ロナウド、アル・ナスルでのトロフィーの夢を打ち砕かれ、涙をこらえながら自分自身と議論」「川崎に2-3で敗れ、絶望のあまり腕を振り回した」などと伝えていた。

 バロンドール5度の受賞を誇るスーパースターも、サウジアラビアで挑戦しているアジア制覇のタイトルにはまだ手が届いていない。試合後には自身のXで「ときに夢は待たなければならない」と投稿。この悔しさをバネに、再びこの舞台に帰ってくることになるだろうか。

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