ミラノダービーの長友は「選手交代の被害者」 伊メディアがインテル監督の采配を検証

インテルは直近7試合13失点と守備が崩壊

 サイドに張ってプレーするペリシッチと長友、スソとミランの右サイドバックを務めたダビデ・カラブリアとの2対2では十分以上に上回り、共闘関係でスソを封じ込めていたと分析された。しかし、プレーエリアを中央方向に向けるエデルが入ったことで、そのバランスは崩れた。孤立したなかで長友は、スソの得意とする状況でのマッチアップを余儀なくされ、結果的にアシストを許してしまったと分析されている。

 試合直後のイタリアメディアでは、スソに決定的な突破を許したことがフォーカスされ、チーム単独ワーストの採点を与えたところもあった。しかし、注目の一戦とあって試合後の分析も詳細なものになり、その決定的な突破を許した原因として選手交代の失敗が挙げられている。

 インテルは直近7試合で13失点と守備崩壊の状況に陥っている。“エースキラー”として現地メディアにも認識される長友は、最終ラインを立て直すキーマンとしてピオリ監督へアピールすることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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