日本人MFがまるで「ストライカー」 お洒落すぎる“技ありヒール弾”に元代表も脱帽「絶妙な力加減」

田中碧が決めたヒールシュートに内田篤人も注目【写真:Getty Images】
田中碧が決めたヒールシュートに内田篤人も注目【写真:Getty Images】

田中碧のヒール弾に佐藤寿人氏も注目

 イングランド2部リーズ・ユナイテッドは現在リーグ戦で首位につけており、来季のプレミアリーグ昇格の可能性も見えている。そのチームで中心選手として活躍している日本代表MF田中碧は、2025年に入ってリーグ戦4試合で2得点と好調ぶりを見せている。スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」にゲスト出演した元日本代表FW佐藤寿人氏は「絶妙な力加減」と田中のゴールを称賛した。

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 今シーズン序盤にドイツ2部デュッセルドルフからリーズに加入した田中は、第8節のノリッジ戦(1-1)で先発起用されると、そこから定位置を確保。途中出場した第23節のストーク・シティ戦(2-0)を除き、先発起用され続けている。

 プレーは高く評価されていた一方で、なかなかゴールが決まっていなかったが、第26節のハル・シティ戦(3-3)でついに初ゴールを記録。1点ビハインドだった後半1分、エリア外から狙いすましたシュートをゴール右上に決めて、チームを同点とした。

 佐藤氏はシュート直前に田中がボールをゴールから遠ざける位置にコントロールしたことに注目し、「マイナス方向にもっていきながら、すごいよ」と、鋭い振りから決めた一撃を称賛した。そして、「受けた場所と少しゴールから離すコントロールをしたことで、守備側は『そんなに寄せなくていいかな』とバックパス、横パス(を警戒する)反応になると思うんですけど、マイナス方向に置いてから腰をまわしてファーサイド」と、細かく解説した。

 さらに田中は続くシェフィールド・ウェンズデイ戦(3-0)でも、後半アディショナルタイム6分に味方のミドルシュートに対してゴール前で反応し、ヒールでコースを変えるおしゃれなシュートでネットを揺らした。佐藤氏は「ストライカーらしいポジショニング」と言い、「当てすぎると枠を外れるし、当てなさすぎるとGKが反応できるし。絶妙な力加減が良かった」と、テクニカルな一撃を分析した。

 田中の活躍もあり、リーズはチャンピオンシップで首位に立っている。すでにプレミアリーグでも活躍できる選手という評価を得つつある田中だが、シーズン後半戦のさらなる活躍に期待が懸かる。

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