俊輔のいない3カ月…中澤佑二が今思うこと 「あのきれいな放物線が見られない」

磐田10番として、移籍後初めて日産スタジアムに帰還

 元日本代表MF中村俊輔のジュビロ磐田移籍が正式にアナウンスされたのが2017年1月8日。それからちょうど3カ月後が経った4月8日、日産スタジアムに見慣れた背番号10の姿が帰ってきた。

 J1第6節、横浜F・マリノス対ジュビロ磐田。キックオフの瞬間、トリコロールカラーではなく、サックスブルーのユニフォームを身にまとった中村は、ピッチの中央に一人で立っていた。かつての本拠地で、自らのボールタッチを合図に大一番が始まる。

 ボールを持つと、かつては温かい声援を送っていた横浜FMサポーターから地鳴りのようなブーイングを浴びた。手荒い洗礼を受けたが、中村はCKから精度の高いキックでDF大井健太郎のゴールを演出するなど持ち味も発揮した

 そんな中村のプレーを敵として目の当たりにし、横浜FMのDF中澤佑二は息を吐いた。

「もうみんな分かっていること。ファウルをすること自体がジュビロのチャンスになる。しっかり頭の中にはあった。いやあ、本当に嫌ですね、いいボールが来るんだよ」

 

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