レアル神童が小林所属ヘーレンフェーンでも苦境 スペイン紙「豪華なベンチ要員」と揶揄

小林が25戦連続スタメンの一方、期限付き移籍中のウーデゴールは出場機会に恵まれず

 日本代表MF小林祐希が所属するへーレンフェーンは、現地時間3日に行われたエールディビジ第29節スパルタ戦に3-0で勝利した。この試合結果以上にスペイン紙「AS」が注目して報じているのは、かつてレアル・マドリードで“神童”として注目された18歳のノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの不遇ぶりだ。

 1日に行われたヘラクレス戦で1-4の大敗を喫したヘーレンフェーンだったが、この日は後半の3得点で勝利。今季から加入している小林もフル出場を果たし、デビュー戦から継続している連続スタメン出場も「25」に伸ばしている。日本代表候補である小林が順調に出場機会を伸ばす一方で、新天地で出番に恵まれないのがウーデゴールだ。

 レアルが保有権を持つウーデゴールは、2015-16シーズンにクラブ史上最年少となる16歳157日でトップデビューを飾り、一躍注目を集めた。しかしその後は「BBCトリオ」をはじめとした豪華メンバーのなかで立ち位置を確立できず、レアルのBチームにあたるカスティージャでのプレーが続いた。

 この状況を受けてジネディーヌ・ジダン監督らは、ウーデゴールを武者修行に出す決断を下し、今年1月からへーレンフェーンへと加わった。ただ移籍当初こそ積極起用されたものの徐々に出番を失い、スパルタ戦はすでに3-0と試合が決した後半41分からの出場だった。

 

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