26歳日本人は英国でなぜ「外せない存在」に? チーム内の際立つ“数値”が話題「昇格の鍵」
田中碧はリーズでスタメン定着
イングランド2部リーズ・ユナイテッドにおいて、日本代表MF田中碧の存在価値が非常に大きなものとして評価されている。アメリカのスポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「いかにして田中碧がリーズでアンドロッパブルな選手になったのか」と特集していた。
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田中は今夏の移籍市場でドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフからリーズへ完全移籍。加入当初はベンチスタートだったが、主力選手の負傷離脱が相次いだことを受けてシーズン途中から先発の座に定着し、ハイパフォーマンスを続けて先発の地位を不動のものとしている。
記事では「この26歳が11月になって事実上アンドロッパブル(外せない)な存在になっていると予想していたリーズのファンはほとんどいなかっただろう」と田中のここまでの活躍は想定外のものだったと驚きを持って伝えられている。そのうえで田中がピッチ上で残した印象的なスタッツについて特筆されている。
MFイーサン・アンパドゥ、MFイリヤ・グルエフ、MFジョー・ロスウェルという3人のセントラルMFとの比較で、田中が攻撃面において特に秀でているのがパスの正確性だ。90分あたりの平均パス成功率はここまで74.37%。2番目に高いのがアンパドゥの61.53%ということを考えると、頭一つ抜けた数字で、中盤での組み立てやチャンスメイクに欠かせない存在であることが分かる。
一方、田中は守備に関しても高い貢献を示しているという。空中戦勝利数やタックル数に関してはアンパドゥやMFイリヤ・グルエフと比べて少ないものの、90分あたりのインターセプト数は1.5回でグルエフの1.44回を抑えて4人の中で最多。ボールのリカバリー数も7.17回で次点のアンパドゥ(4.83回)に大差をつけた。正確なポジションニングと試合の流れを読む力によって相手の攻撃を防いでいるようだ。
そのほかにもドリブルやクロスにおいても高い数字を叩き出しており、田中の攻守におけるチームへの貢献度は計り知れない。記事では「今季リーズがプレミアリーグへの昇格を果たすとすれば、ピッチ中央での田中のクオリティーが鍵になるかもしれない」とその重要性の大きさが強調されていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)