香川、驚異の反応でゴールを決めた岡崎を称賛 「ストライカーらしさを見せてくれた」

香川の弾丸シュートを頭で合わせた岡崎

 アジアカップ初戦のパレスチナ戦で4-0と快勝後、日本代表MF香川真司(ドルトムント)がFW岡崎慎司(マインツ)の抜群の得点力を称賛した。

 1点リードで迎えた前半25分。香川が強烈な右足シュートを放つも軌道は枠の外へと向かった。これを岡崎が頭で瞬時に合わせてゴール。貴重な追加点へとつなげた。

「2得点目のシーンは、枠に飛ばすために、シュートを抑えるように打ったところを、うまくオカちゃん(岡崎)が詰めてくれたのでよかった。あのままだったら枠を外していた。そこでストライカーらしさを見せてくれた」

 香川はそう話し、強烈な弾丸にも驚異的な反応を見せてコースを変えた背番号9に感謝した。

 今季復帰したドルトムントで思うように活躍できていない香川はこの日、不慣れなインサイドハーフで先発。岡崎の得点を含め3得点に絡んだが、細かいボールコントロールミスも目立った。初戦の出来について「まだまだコンディションを上げていかないといけないし、判断のミスも多い」と反省し、「インサイドハーフは徐々に慣れつつありますけど、もっと自分の良さを出して、このチームに活かしていけるようにしたい。まだまだ課題はたくさんある。2、3試合目で修正していきたいと思います」と今後への意気込みを語った。

 日本代表は連覇に向けて好発進。偉業達成には香川の復調も不可欠だ。「次の試合がもっと大事になってくる」。気を引き締め直した背番号10は岡崎ら頼もしい味方と連携をさらに高め、アジアの頂点を目指す。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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