古巣の急失速に胸を痛める　「何が起きたのか理解できないんだ」

　アーセナルのアーセン・ベンゲル監督には現在、成績不振により去就問題が浮上しているが、ガナーズOBで、今夏にJ1ヴィッセル神戸に移籍するガラタサライのドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは、「彼の代わりはいない」と発言。フランス人名将の後任は存在しないと語ったと、英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

　ポドルスキは22日、ドイツ代表ラストマッチとしてドルトムントで行われたイングランド代表戦に出場。後半24分には、ゴールまで約25メートルの位置から思い切り良く左足を振り抜き、強烈なミドルシュートを叩き込み1-0勝利の立役者となった。試合後、殊勲のポドルスキは古巣アーセナルの不振について質問を受けた。

「僕はほぼ全試合を追っている。ライブで見れない時は、ソーシャルメディアで見ている。僕はいったい、何が起きたのか理解できないんだ」

　UEFAチャンピオンズリーグ（CL）16強で、バイエルン相手に2戦合計2-10と歴史的大敗を喫したことを境にして急失速。リーグ戦でも来季CL出場権獲得圏内の4位から陥落し、試合会場の上空には航空機のバナーで「ベンゲル出て行け」と非情なメッセージがたなびくほど、解任論は過熱している。