久保建英が“徹底解説”森保Jの3バック なぜシャドーで生きる?「僕個人の予想は第1オプション」

日本代表の久保建英【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表の久保建英【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

敵地バーレーンで練習

 森保一監督率いる日本代表は9月7日、敵地バーレーンで北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦の同国戦に向けて練習を再スタートさせた。前日6日は同国入りして室内で調整。この日は冒頭15分を公開して約1時間汗を流した。5日の初戦・中国戦は頭から3バックで7-0の勝利。次戦に向けて、MF久保建英は森保ジャパンの“3バック”を解説した。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 日中には気温40度近くまで上昇する過酷な環境バーレーン。日没後には湿度が急上昇し、70%近くを記録した。そんな敵地で森保ジャパンは難敵に臨む。

「僕の勝手なこれも予想になっちゃいますけど、このまま何かハプニングが起きない限りはスリーでやるんじゃないすかね。そんな気は個人的にはしてます。手応えというか、欲張れないのでやっぱり僕らも。(調整に)時間がないですし。その中で、最終予選の初戦で3バックを使ったってことは、僕個人の感想ですけど、というか予想ですけど。今のところ第1のオプションとしては3バックなんじゃないかなと。別にこれは言ったところで僕のただの予想なので」

 最終ラインに板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹が並び、ウイングバックに堂安律、三笘薫が入った超攻撃型の3バック。久保は右シャドーでフル出場して、堂安と伊東と好連係を発揮。前線、中盤が関わって押し上げるシステムで上積みがあった。

「今の(所属の)ソシエダと比べて、やっぱり昨日のこの前の3バックは攻撃に厚みがあるなというのは感じますし、(外に)張っててもいいですけど、やっぱり中も入れて、張ってといういろんなところで自由を与えてもらったら、僕としてはやりやすい。あとは4バックのときのインサイドハーフと、ウイングバックが立ち上がったときのシャドーだとやっぱシャドーの方が前に行きやすい。そういった意味で、基本4-3-3だと3枚で完結しがちな攻撃が5枚でできる。プラス、ボランチ2枚もも上がってくれたら6枚、7枚というふうに攻撃できる。そういった意味では厚みあるのかなと思います」

 6月シリーズの2試合から続けて森保監督が起用してきた3バック。ただ、相手はミャンマー、シリア、中国とまだまだ図り切れない点はある。そのなかで、敵地で戦うバーレーンにどこまで迫力を出し切れるかは最終予選を占ううえでもポイントになる。バーレーンは初戦でオーストラリア相手に勝利しており、日本相手にホームですべてを出し切るはずだ。

「印象というか、予想になっちゃいますけど、結構前から来るんじゃないかなと個人的には思っていて(今回は)相手が日本とはいえ(初戦)アウェーでオーストラリアに勝っているわけで。僕が多分相手の監督だったら勝ち点を取りにいく。後がないわけじゃないし、ホームで観客の前で恥ずかしい試合を見せられない。前から行こうよと話はすると思うので、結構激しく前から来るんじゃないかなと個人的には思っています。ほぼマンツー(マン)気味。僕らの試合は多分見ていて、3バックに3バックをぶつけてくるんじゃないかなと思っています」

 まだまだ高みを目指せるシステムだけに、バーレーン戦で見せる“進化”に注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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