菅原由勢プレミアで高評価…現地絶賛「わずか13億円」 今夏加入組で「最高の補強」と太鼓判

サウサンプトンに移籍をした菅原由勢【写真:ロイター】
サウサンプトンに移籍をした菅原由勢【写真:ロイター】

AZから今夏サウサンプトンへ移籍、開幕3連敗も際立つ活躍を披露

 イングランド1部サウサンプトンの日本代表DF菅原由勢は開幕から3試合連続でスタメンに名を連ね、第3節ブレントフォード戦(1-3)ではチームの今季初ゴールをマークして存在感を示した。サウサンプトンは開幕3連敗と“最悪”のスタートとなったが、菅原の活躍は好印象で“最高”の補強として高く評価されている。

 サウサンプトンは昨季、英2部チャンピオンシップで4位となり、昇格プレーオフを勝ち上がって1年でのプレミアリーグ復帰を決めた。新戦力としてチームに加わった菅原はラッセル・マーティン監督の下で右サイドのレギュラーの座を掴み、開幕から先発に名を連ねている。

 しかし、サウサンプトンはニューカッスル、ノッティンガム・フォレスト、ブレントフォードを相手に3連敗。攻守ともに不安定さを露呈しており、19位に沈んでいる。

 そのなかで菅原は前節ブレントフォード戦で積極的な攻撃参加から、テクニカルな左足のアウトサイドボレーで移籍後初得点をマークした。イングランドでの記念すべきファーストゴールであるとともに、低迷する今季のチーム第1号ゴールを記録した。

 サウサンプトンは今夏にアーセナルからイングランド代表GKアーロン・ラムズデール、ウェストハムからローン加入中だったMFフリン・ダウンズを完全移籍で獲得するなど補強に1億ポンド(約190億円)を投じたが、ここまで最も強烈なインパクトを残しているのはイングランドでは無名に近かった菅原だ。英メディア「GIVE ME SPORT」は「現時点で最高の補強はAZアルクマールからやってきた菅原の獲得だ。先週末には首都でのゲームで極上のゴールを決めた」と絶賛している。

 また、記事によれば英衛星放送「スカイ・スポーツ」のジャーナリスト、サム・タイ氏もポッドキャスト「Transfer Talk」の中で「サウサンプトンは右サイドバックに菅原由勢を獲得した。彼は素晴らしいね。ファンは彼を愛している。彼は非常にダイナミックで、今季のチームファーストゴールも決めた。彼はわずか700万ポンド(約13億円)だ」と日本代表DFを高く評価していたという。

 チームは出だしから大きく躓いたが、プレミアリーグ初挑戦となる24歳の菅原はその実力をしっかりアピールすることに成功していたようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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