遠藤航は今後「必要」 監督断言も…出場わずか4分の起用法にファン悲観「こんな屈辱ない」
後半アディショナルタイムに出番
イングランド1部リバプールは現地時間8月25日、プレミアリーグ第2節ブレントフォードとのゲームで2-0の勝利を飾った。日本代表MF遠藤航は、後半アディショナルタイムから今季初のピッチに立ったが、その指揮官の起用法には賛否の声が上がっている。
現在31歳の遠藤はユルゲン・クロップ前監督が率いた昨シーズン、4-3-3システムのアンカーポジションを確立。公式戦44試合に出場して3得点1アシストの成績を収めた。今季からアルネ・スロット監督が就任し、チームの変革も行われるなかで遠藤の立ち位置も変わってきている。
開幕節となったイプスウィッチ・タウン戦(2-0)では、4-2-3-1システムで中盤2枚にアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターとオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフを抜擢。遠藤はベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。
迎えた第2節ブレントフォード戦。スタートは前節と変わらずマック・アリスターとフラーフェンベルフが務めた。前半13分に破壊力のあるカウンターからコロンビア代表FWルイス・ディアスが先制弾を決めると、後半25分にエジプト代表FWモハメド・サラーが追加点を挙げた。一方遠藤の出番は、2点リードした展開での後半アディショナルタイム1分からとなっている。
アディショナルタイムは5分の掲示だったため、遠藤のプレーは約4分間。この起用法にはファンも「チャンスものにするしかない」「こんな屈辱ないよ」「どういう意味なんだろう?」「必ず出番がある」「いやお披露目かよ!」「出場しただけで嬉しい」といった賛否の声を寄せている。
クラブ公式サイトでは、試合後にスロット監督が語った内容の一部を紹介。「遠藤航がより多くのプレー時間を得るために何が必要か?」という質問に対し「彼自身の問題だけとは限らない」と、日本人MFへの考えについて明かした。
「彼が直面する競争についてももちろん、彼自身の問題だけではない。私たちには多くの優秀な選手がいるように、多くの優秀な中盤がいる。ワタのトレーニング姿勢には本当に満足しているが、彼にはいい競争相手がいるし、今日は3人のMFがいいパフォーマンスを見せた」
スロット監督は練習での遠藤について不満はなく、ポジション争いが激化していることも伝えた。それでも長いシーズンを考え「シーズン中、彼は私たちにとって重要になる」と、遠藤に今後出番が訪れる可能性も示唆。「なぜなら、私たちは彼ら全員を必要としている。シーズンがどれだけ長くなるか、どれだけの選手が必要になるかはご存知の通りだ。そして、彼は、これからのシーズンに私たちが必要とする選手の1人だ」と言及していた。