「努力している」 野々村チェアマン、J戦士の海外移籍金に見解「すぐに上がると思ってない」

野々村芳和チェアマン【写真:徳原隆元】
野々村芳和チェアマン【写真:徳原隆元】

Jリーグは6月25日に理事会を実施

 Jリーグは6月25日に理事会を行い、理事会後には記者会見を実施。野々村芳和チェアマンが、Jリーグクラブから欧州クラブへ移籍する選手たちの移籍金についての考えを口にした。

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 欧州では2023-24シーズンが終了し、現在は各クラブが2024-25シーズンに向けたチーム作りを行っている。そうしたなかで、Jリーグからはサンフレッチェ広島の日本代表MF川村拓夢がオーストリア1部ザルツブルクへ移籍。セレッソ大阪の日本代表DF毎熊晟矢も、オランダ1部AZアルクマールへの移籍が発表された。また、鹿島アントラーズのMF佐野海舟もドイツ1部マインツへの完全移籍が有力と報じられている。

 野々村チェアマンは、これまでも日本人選手が海外移籍する際の移籍金をもっと多く得る必要があると語ってきた。今回の移籍金は川村と毎熊がそれぞれ150万ユーロ(約2億6000万円)と報じられており、佐野の移籍金は100万ユーロ(1億7000万円)になると伝えられている。

 円安の影響もあるが、まだ日本人選手の移籍金が高騰しているとは言えない状況だ。野々村チェアマンは「みんなで(移籍金の高額化を)目指し始めて間もないので、すぐに上がると思っていない。いろんなところで努力をしようとしているし、移籍金をよりいい形でクラブの経営に回していこうという意識は間違いなく上がっている。それがどのくらいになるのかをしっかり見ていきたい」と、将来的にJリーガーが欧州移籍する際に多くの移籍金を得られるように、状況をしっかり把握していくと語っている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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