浦和監督がACL日韓対決を前に“堅守崩壊説”を一蹴 公式戦3戦6失点も「良い部分は出せている」

「この時期の戦いには安定感が欠けるもの」

 浦和は前述したとおり、ACL初戦では快勝を収めたものの、18日のゼロックス杯では鹿島アントラーズに、25日のJリーグ開幕戦では横浜F・マリノスにそれぞれ2-3で敗れた。昨季のリーグ最少失点、リーグ最多勝ち点のチームにしては不安定なゲームが続いているが、ペトロヴィッチ監督は「シーズンの初めはそのようなもの」と不安説を一蹴している。

「私はこの3試合をポジティブに捉えている。3試合とも後半の出来が良いゲームだった。この時期は若干チームの戦いに安定感が欠けるものだが、そのなかでも比較的自分たちの狙いや内容的な部分では、良い部分が出せていると考えている。サッカーは時として、少しのことが勝敗を左右するスポーツだ。自分たちの内容を結果に結び付けられないようなことがあるのが、シーズンの初めだろう。私は先を見通したもので判断する。今後にポジティブなものが出てくるだろう」

 浦和にとっては今季初のホームでの公式戦となる。クラブ関係者によれば、シーズンチケットを含めて、すでに3万枚近いチケットが販売されているという。浦和サポーターの後押しを受け、グループステージ突破へ向けて大きく前進するためにも、因縁の日韓対決を制して2連勝を飾るつもりだ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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