マンU、鈴木彩艶を今夏も狙う? 今季“リーグ最高評価”で現地メディア指摘「数年後にはオナナを超える」
昨夏約10億円で獲得オファーが提示された
ベルギー1部シント=トロイデンの日本代表GK鈴木彩艶は、昨夏イングランド1部プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドから獲得オファーが届き、世界中を驚かせた。オファーは断り、新天地のベルギーで充実した1年を過ごしたことにより、再びその獲得熱は高まっているようだ。
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2002年生まれの鈴木はガーナ人の父と日本人の母を持ち、米国生まれの浦和育ち。浦和の下部組織で研鑽を積み、16歳でプロ契約を結んだ。190センチ93キロの体格を生かした身体能力に定評があり、2024年パリ五輪世代きっての有望株として注目されてきた。
そんな才能溢れる若手GKは、昨夏名門ユナイテッドから熱視線を注がれていることが判明。500万ポンド(約10億円)の補強資金を積んだ正式オファーを提示したとされていた。
そのなかで、マンチェスター・ユナイテッド専門メディア「United in Focus」は「マンチェスター・ユナイテッドが500万ポンドで獲得しようとしていた『世界最高の才能の1人』が今やリーグ最高の選手に」と見出しを打って鈴木を特集。「2023年の夏、ユナイテッドは正しくスカウトし、優秀なゴールキーパーの才能を見出したものの、試合時間の保証を求めたため拒否され、今やその選手はリーグのどのキーパーよりも素晴らしいシーズンを送っている」と今季公式戦32試合に出場した日本代表の守護神を評価した。
ユナイテッドの守護神アンドレ・オナナはシーズン序盤不振に陥ったものの、FAカップ後は重要な存在となった。だが、控え選手のアルタイ・バユンドゥルは「明らかにエリック・テン・ハフを魅了していない」と伝えた。21歳の鈴木はデータ分析サイト「DataMB」によるとパフォーマンス指数スコア94で国内最高評価を与えられ、2位に8ポイント差をつけた。「印象的なリーグトップの統計」だとし、「スズキが新たな挑戦に十分な実力を持っていることは明らか。彼の主な強みからオナナの再生者になる可能性があり、ユナイテッドの24番(オナナ)の後継者になるのに最適」と推薦した。
同メディアは「マンチェスター・ユナイテッドは今夏鈴木を獲得するために戻ってくるはず」と、控えのバユンドゥルがクラブを去る可能性があるため、成長株を模索しているという。昨夏の500万ポンドより“値上がり”は見込まれるものの「比較的安価」なこともプラスに捉えられている。記事では「2人が似ていることを考えると、彼をオナナの下で1、2年学ばせるのは完璧。数年後には鈴木はオナナを超えるか質の高いナンバー2として定着する」と将来性に期待していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)