FAカップ5回戦で格下ミルウォールに0-1敗戦　指揮官の10人替える大胆策も実らず

　日本代表FW岡崎慎司所属のレスター・シティは、現地時間18日のFAカップ5回戦で退場者を出して1人少ない格下ミルウォール相手に試合終了間際に失点し、0-1で敗れた。チームを率いる指揮官クラウディオ・ラニエリは「私には兵士や闘士が必要だ」と、英3部の格下チームに不覚を取った選手たちを鼓舞した。英公共放送「BBC」が報じている。

　レスターはFA杯4回戦でも2部ダービーを相手に再試合の末に勝ち上がるなど、苦戦しながら5回戦に駒を進めた。英3部のミルウォールとの対戦が決まり、くじ運に恵まれたかに思えたが、反対にジャイアントキリングの獲物となってしまった。

　0-0で迎えた後半7分にミルウォールDFクーパーが退場し、数的優位に立ったが、ワントップで先発した岡崎が前後半合わせて三度の決定的チャンスをミスするなど、2017年に入ってから英上位4リーグで唯一無得点というゴール欠乏症は改善されなかった。終了間際にオーバーラップしたミルウォールDFカミングスにゴールを奪われ、これが決勝点となっている。

　試合前に公言していた通り、12日のスウォンジー戦（0-2）からMFグレイを除く10人を入れ替えたラニエリ監督の大胆策も実らなかった。傷心の指揮官は「改めて選手たちと話したい。我々は毎試合ファイトしなければならないと伝えるよ」と語り、より“戦える”選手の必要性を強調している。