マンUは22歳日本人を「追い求める」 クラブ4人目のアジア選手誕生の可能性に海外注目
ブレンビーMF鈴木唯人へ多くのクラブが興味
デンマーク1部ブレンビーIFのMF鈴木唯人は、来季へ向けた移籍市場の注目銘柄の1人だ。すでに複数欧州クラブからオファーが寄せられていると伝えられるが、そのうちの1つにイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドの名前も挙がっている。
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22歳の鈴木は昨夏、清水エスパルスからブレンビーへ4年契約で加入。リーグ戦16試合に出場して5ゴール2アシストをマークすると、プレーオフラウンド9試合で4得点6アシストと驚異的な数字を残している。
存在感を高める鈴木には移籍の噂が絶えない。ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンやイングランド1部トッテナムなど7つのクラブが現地視察に訪れたとも報じられた。英メディア「Football Transfer」はそのうちの1つであるユナイテッドに注目。「新シーズンに向けて戦力補強を目指す赤い悪魔は、夏の移籍を追い求める可能性がある」と鈴木の存在について報じている。
鈴木の今夏の移籍金は「2500万ユーロ(約42億4000万円)に達する可能性がある」とも報じられるなか、インドネシアメディア「LIPUTAN6」はアジア人とユナイテッドのこれまでの経歴を振り返った。
「ユナイテッドでキャリアを積んだアジア人選手3人……パク・チソンが成功、鈴木唯人が続く?」と題した記事で考察を展開。まずはこれまでユナイテッドでプレーをしたアジア人選手が紹介された。
1人目は中国出身のドン・ファンジュオ。2004年から08年まで在籍。度重なるレンタル期間もあり、ユナイテッドでは公式戦3試合の出場にとどまった。2人目には韓国人MFパク・チソンの名が挙がった。韓国の英雄は2005年から12年まで在籍し、7年間で公式戦204試合28ゴールと堂々の成績を残している。
そして、最後に元日本代表MF香川真司(セレッソ大阪)を紹介。「レッドデビルズ(ユナイテッド)でのキャリアはパク・チソンほど長くはなかった」と評されたが、2012年から14年の在籍期間で57試合に出場し、6ゴールをマークした。なかでもノリッジ・シティ戦でのハットトリックは、今でも日本で語り継がれる名シーンでもある。
そうした背景を踏まえつつ「LIPUTAN6」は「今回の補強が実際に実現すれば、鈴木唯人はレッドデビルズでプレーしたアジア人選手3人のリストに加わることになる」と、ユナイテッドで4人目のアジア人獲得へ期待を高めていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)