アーセナルはまたも苦渋を呑まされる

　チアゴは同18分にも決定的な仕事をする。セカンドボールを拾ったチアゴが思い切り良くシュートを放つと、相手DFに当たってコースが変わり、相手GKオスピナのセーブも及ばずこの日2点目をマーク。試合終盤の43分にはFWミュラーがゴールラッシュを締めくくる一撃を決めて5-1。アーセナルの戦意を喪失させるには十分な一撃となった。

　アンチェロッティ監督の下で築いた攻撃サッカーを思う存分見せつけたバイエルンは、第2戦に向けて大きなアドバンテージを得た。一方、データ会社「オプタ」によると、アーセナルの5失点は2015年11月のCLバイエルン戦（1-5）以来の大敗。またしてもバイエルンに苦渋をのまされる結果となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images