リバプールが芸術FK弾含む3発でフルハム撃破&リーグ暫定2位へ 遠藤航はフル出場で貢献
遠藤は前半終盤に相手との接触で痛がる様子も
イングランド1部リバプールは現地時間4月21日、プレミアリーグ第34節でフルハムと対戦。日本代表MF遠藤航はフル出場し3-1の勝利に貢献している。
14日の前節クリスタル・パレス戦(0-1)では、チームの疲れもありパフォーマンスが振るわず敗戦したリバプール。遠藤もこの試合では前半のみで交代となっていた。18日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第2戦アタランタ戦(1-0)は遠藤の出場はなかった。
迎えたフルハム戦でスタメンに戻ってきた遠藤。中盤で落ち着いた様子でパスを捌いていく。リバプールは前半2分、DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの右足クロスにFWルイス・ディアスが反応。惜しくもネットを揺らすことはできなかった。
攻撃の時間帯が多くなるリバプールのなかで、遠藤は中盤底のアンカーで相手の攻撃の芽を摘む。こぼれ球を上手く拾い味方につなぐ持ち味をこの試合でも披露する。するとFWディオゴ・ジョタがエリア手前で倒されリバプールがフリーキックを獲得。キッカーを務めたのはアレクサンダー=アーノルドだった。
前半32分、右足で放った一撃は美しい放物線を描きゴール左に吸い込まれる。キックの名手が先制のチャンスを逃さなかった。前半34分にはDFジャレル・クアンサーが座り込む心配なシーンもあったが、その後プレーに復帰している。
前半アディショナルタイム2分にはフルハムが反撃。左からのクロスがエリア内でつながると、最後はDFティモシー・カスターニュが右足で決めて1-1とする。遠藤はゴール手前でカバーに入っていたが、防ぎきることができなかった。
すると後半8分、MFライアン・フラーフェンベルフがリーグ戦2試合ぶりの先発起用に応える。ボックス外から右足シュートをゴールネットに突き刺しリーグ戦初ゴールをマーク。リバプールが2-1と勝ち越しに成功する。
後半27分には、裏へ抜け出したジョタが冷静にGKとの1対1を沈めてリバプールが追加点。得点の2分後にはMFアレクシス・マック・アリスター、FWダルウィン・ヌニェス、FWモハメド・サラーと強力な攻撃陣を投入して畳みかける。
最後までリバプールがリードを守り、3-1でフルハムを撃破。勝ち点3を手に入れ、アーセナル、マンチェスター・シティとの首位争いに食らい付いている。
(FOOTBALL ZONE編集部)