長谷部をブンデス公式サイトが「万能接着剤」と大特集!指揮官は宮本恒靖氏と“比較”

 

CL圏内の躍進導く33歳 3バックの中央で堅守の象徴と評価

 フランクフルトの日本代表MF長谷部誠は日本代表で長年キャプテンを任されている実績が示す通り、抜群のリーダーシップを持つ。その中で今季はクラブでUEFAチャンピオンズリーグ圏内の3位に躍進するチームをけん引している。

 またハセベは33歳にしてリベロという新境地も開拓したことで、ドイツの地でもスポットライトを浴びている。ブンデスリーガ公式サイト英語版では「マコト・ハセベ:万能接着剤がフランクフルトを団結させている」と特集。ニコ・コバチ監督らの称賛の声とともに円熟味を増す日本人プレーヤーを高く評価している。

 長谷部はシーズン途中から、3バックのセンターとして起用されるようになった。“リベロ”として初先発した第9節ボルシアMG戦後には、独紙「ビルト」の週間ベストイレブンにDFとして選出された。現地メディアは長谷部を「日本のフランツ・ベッケンバウアー」と称し、指揮官も「ローター・マテウスを思い起こさせる」とドイツのレジェンドと比較する声が上がるほどの活躍だった。

 記事では長谷部がリベロとして覚醒したボルシアMG戦以降、11試合で5度のクリーンシートを達成した点などに触れ、長谷部を中心とした守備陣の好調ぶりを指摘。第19節を終えたブンデスリーガではリーグ2位の15失点と堅守が快進撃を支え、3位という堂々たる戦いを披露している。

 躍進するチームの中で、優れた万能性を誇る長谷部の存在は不可欠なものとなっている。それを象徴するのは現地時間5日のダルムシュタット戦だ。長谷部はこの試合でドイツ移籍後初となるPKで先制ゴールを決めた。チームのPKキッカーはブンデスリーガ得点王の経験もあるFWアレクサンダー・マイアーが務めていたが、相次ぐ失敗による指揮官がキッカーの交代を決断し、指名されたのが長谷部だった。

 

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