セルティック前田大然、今季リーグ最速21秒弾 レンジャーズとの壮絶“伝統ダービー戦”ドロー決着

レンジャースに土壇場で追い付かれたセルティック【写真:ロイター】
レンジャースに土壇場で追い付かれたセルティック【写真:ロイター】

セルティックが敵地でレンジャーズと対戦

 スコットランド1部セルティックは4月7日、スコティッシュ・プレミアシップ第32節でレンジャーズとの一戦に臨み、日本代表FW前田大然の先制ゴールなどで一時はリードも、終盤に追い付かれて3-3で引き分けた。

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 伝統のダービー戦「オールドファーム」は首位攻防の一戦に。勝ち点74で首位のセルティックは、1試合消化が少ない2位レンジャーズ(勝ち点73)とのアウェー戦に臨んだ。この一戦には前田のほか、FW古橋亨梧、MF旗手怜央、MF岩田智輝の日本人4人がスタメン出場を飾っている。

 試合はいきなり動いた。キックオフ直後、味方GKが敵陣へロングフィードを送ったなかで、そのボールを果敢に追った前田が、相手DFに接近。クリアボールを足に当てたボールが相手ゴールに突き刺さった。公式記録では1分と表示されたが、英公共放送「BBC」によると21秒での先制弾に。さらにこれが今季リーグ最速ゴールとされた。

 その後もセルティックが勢いを見せたなかで前半26分に再び前田にチャンスが到来。ペナルティーエリア内でラストパスを受け、GKと1対1の局面を迎えたが、シュートはGKが阻止。直後には旗手がエリア手前からミドルシュートを放つも惜しくもゴール左へ逸れた。

 前半34分にはセルティックが追加点を奪取。ゴール前でクロスボールを競り合った際、相手DFにハンドがあった疑いがかかり、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックの結果、PKが与えられる。これをMFマット・オライリーが冷静に決めて2-0のままハーフタイムを迎えた。

 後半に入るとレンジャーズの反撃に遭い同10分、エリア内へのファウルがあったとされPKを取られると、これをDFジェームズ・タバーニアーに決められ1点差に。さらにその2分後、カウンターから最後はFWシリール・デセルスにネットを揺らされるも、VARの結果、岩田へのファウルがあったとされ得点は取り消された。

 その後は一進一退の攻防が繰り広げられたなかレンジャーズは後半41分、ゴール前のこぼれ球に反応したFWアブダラー・ディポ・シマがミドルシュートを決め同点に。それでもセルティックはその直後、敵陣へ攻め込むとFWアダム・イダが勝ち越しゴールを決めて再びリードするも、後半アディショナルタイムにFWラビ・マトンドが同点ゴールを沈めて壮絶な打ち合いの末、3-3で終了した。

 この結果、両チーム勝ち点1ずつを分け合い、同1差のまま首位セルティック、2位レンジャーズが並ぶ形になっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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