「ヒデは強い。シュンは上手い」 中村俊輔を「真似できない」理由に代表OB言及「足首折れる」

現在横浜FCのコーチを務める中村俊輔氏【写真:徳原隆元】
現在横浜FCのコーチを務める中村俊輔氏【写真:徳原隆元】

福西崇氏が前園真聖氏のYouTubeチャンネルに出演

 元日本代表FW前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に、元日本代表MF福西崇史氏が出演。2歳年下で、“天才レフティー”と歌われた元日本代表MF中村俊輔氏のエピソードを明かしている。

 横浜マリノス(現横浜F・マリノス)でプロキャリアをスタートさせ、2002年には当時イタリア1部のレッジーナへ移籍した中村氏。2005年から4シーズン在籍したスコットランド1部セルティックではリーグ3連覇、07年には年間最優秀選手にも輝いた。

 その後、スペイン1部エスパニョール(当時)を経て、2010年にJリーグに復帰。横浜FM、ジュビロ磐田、横浜FCと渡り歩き、22年限りで現役を引退した。

 動画では、ワールドカップ(W杯)に2回出場した福西氏が、自身が考える歴代ベストイレブン。一番悩んだという中盤に、名波浩氏、中田英寿氏、小野伸二氏とともに、中村氏を選んだ。

「ヒデ(中田氏)が強いに対して、シュン(中村氏)はもう上手い。嫌なことができる。守備も努力してた。武器の左足は誰も真似できない質。代表の時に教えてもらってたら、壊れる。足首折れそうだし、内転筋切れそうだし。世界が認める左足を持っている」

 中村氏の“黄金の左足”は、2006-07シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で名門マンチェスター・ユナイテッド相手に決めたフリーキック(FK)弾2発を筆頭に世界的にも認知されているが、福西氏も「世界でも並べられるFKキッカー。シュンのボールはここに来ると分かるから、そこに突っ込めばいい」とその凄さを語っている。

「1つ1つが優しい。パスのタイミング、敵のタイミングでも合わせてくれる。やりやすい。気も遣えて技術もしっかりしているから、アウト回転イン回転も含めてコントロールしてくれる」

 これには、前園氏も「名波に近い」と、同じレフティーの名波氏を例に挙げて称賛していた。

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