東京V 22歳MF「左利きの中でもまた違う」 今季FK弾2発…“俊輔超え”意欲「それくらいに」

東京Vの山田楓喜【写真:徳原隆元】
東京Vの山田楓喜【写真:徳原隆元】

東京VのMF山田楓喜は新潟戦で今季2度目の直接FK弾

 東京ヴェルディは、3月16日に行われたJ1第4節アルビレックス新潟と対戦(2-2)。開幕戦の横浜F・マリノス戦(1-2)でも先制ゴールを直接フリーキック(FK)で決めた22歳MF山田楓喜の左足が今季初となる味の素スタジアムでのホームゲームで再び火を噴いた。

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 前半8分に直接FKを獲得した際、すでに山田は自信満々だった。FKを蹴る際には、右利きのMF見木友哉も構えていたが「蹴るから立っておいて」という感覚だったという。そして、「ファウルになった瞬間、『この距離やったら自分は決められるな』と自信があったんで。フリーキックは自分のゾーンではあるので、あそこでFKが取られた瞬間に『蹴る』って決めていましたし、『入る』と分かっていたので思い切って自信を持って蹴るだけでした。決められて良かったです」と、振り返った。

 開幕戦に続く直接FKによる先制点。やや距離のある位置からだったが、「全然、気にならなかった」という。16年ぶりのJ1を戦っている東京Vにとって、京都サンガF.C.から加入したレフティーは大きな武器になっている。そのFKについては、「毎日、FK練習ではないですが、シュート練習をしているので。その感覚が残っているので、その感覚をFKでも同じ感覚で蹴ることを意識してきました。止まっているボールも、動いているボールも、ああいう球筋は蹴れる自信があります」と、日々のシュート練習の賜物だと語った。

 3月の国際親善試合を戦うU-23日本代表にも選出された山田は、練習の際に参考にした選手は「特にいない」と言ったが、長年、日本代表でセットプレーのキッカーを務めてきた元日本代表MF中村俊輔氏のシュートについては「参考にしていなくても目に入ってくるくらい決めているので、何回も見ました」と言う。そして、「けれど、それを超えられるくらいの左足になっていけたらと思います」と続け、J1最多となる通算24点の直接FKを決めたレジェンド超えを目標に掲げた。

 U-23日本代表でも、その左足のキックに期待が懸かるが「自分の左足は、ほかに持っている人はいないと思う。左利きの中でも、また違った左利きだと思うので、それをどんどん出していきたい。その違いについては言葉では言い表せないのですが『見たら分かるでしょう』ぐらいの感じです」と、自信を見せる。

 開幕4試合で、早くも直接FKで2ゴールを決めたレフティーが、次はU-23日本代表でも自慢の左足で沸かせてくれるはずだ。

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