“出場拒否”のパイェが古巣マルセイユに移籍へ 36億円での売却で合意

ウェストハムはわずか1年半でフランスの名手を失う

 ウェストハムのフランス代表MFディミトリ・パイェが“ゴネ得”に成功した。マルセイユ移籍を熱望するあまり、公式戦出場ボイコットなどの問題行動を見せていた司令塔の去就問題で、ウェストハムはマルセイユへ移籍金2500万ポンド(約36億円)で売却することで合意に達したようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 2015年夏にロンドンに上陸した29歳のプレーメーカーは、昨年2月に5年半契約を結んだばかりだが、すでにクラブでのプレーを拒否。現在はU-23チームに帯同していたが、下部組織での公式戦出場もボイコット。ウェストハムのスラベン・ビリッチ監督が「我々は放出しない」と主張するなど、対立関係にあった。

 古巣マルセイユからの三度のオファーを固辞してきたウェストハムだが、ついにパイェの強烈なゴネにギブアップしたようだ。

 パイェはチームを離れ、フランスに帰国。現在はメディカルチェックを受けているという。正確無比なFKなどを武器に、昨季のプレミアリーグベストイレブンにも選出された遅咲きの司令塔を、ウェストハムはわずか1シーズン半で失うことになり、日本代表DF酒井宏樹のチームメイトになることとなった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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