本田への信頼度は限りなく低く…

　先週末のリーグ戦、ナポリ戦では右ウイングで先発したスソが絶不調で交代を命じられたが、そこに投入されたのはボランチを本職とする左利きのMFアンドレア・ベルトラッチだった。1点ビハインドの状況でも本田には最後まで声が掛からず、モンテッラ監督の信頼度が限りなく低いことが浮き彫りになり、ガゼッタ紙は構想外と断罪する状況に陥っている。

　昨季の本田は前半戦で出場機会に苦しみながらも、年明けからはレギュラーを確保していた。しかし今季は、同じようにピッチに立つチャンスを与えられない時間を過ごした後のシーズン後半戦でも起用される気配がなく、かつてないほどの苦境に陥っている。

　冬の移籍市場が開いている期間も残り1週間を切ったが、今季で契約が切れる本田はこのまま現地メディアから拝命した不名誉なニックネームである「パンキナーロ（ベンチ要員）」としてミランでの最終章を過ごすことになってしまうのだろうか。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images