アジア杯後の監督人事は三者三様 海外が注目「日本は続投、中国は交代、韓国はカオス」

アジア杯で思うような結果を残せなかった3国【写真:ロイター】
アジア杯で思うような結果を残せなかった3国【写真:ロイター】

韓国はクリンスマン監督を解任、中国もイバノビッチ新監督を招聘

 カタールで開催されたアジアカップで、日本、韓国、中国はそれぞれ思うような結果が残せなかった。三者三様の大会後を送っており、韓国のオンライン新聞「オーマイニュース」は「日本は続投、中国は交代、韓国はカオス」と見出しを打って取り上げている。

 森保一監督率いる日本は、2011年大会以来の優勝を目指したが、準々決勝でイランに1-2で敗れてベスト8敗退。64年ぶりのアジア王者を狙った韓国も、準決勝でヨルダンに0-2で屈して4強止まり。中国は未勝利(2分1敗)・無得点でグループリーグ敗退となった。

 日本は敗退後、森保監督の進退について問われた日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が「全く考えていません」と続投を明言。FWソン・フンミンとMFイ・ガンインの“喧嘩騒動”など内紛が発覚した韓国はユルゲン・クリンスマン監督を解任し、中国もアレクサンドル・ヤンコビッチ監督からブランコ・イバノビッチ監督に交代している。

 韓国のオンライン新聞「オーマイニュース」は「日本は続投、中国は交代、韓国はカオス」と見出しを打ち、「“悪夢のアジアカップ”を経験した韓日中の東アジア3か国は大会後、代表チームの再整備に着手。しかし、方向性は全く異なる。日本は自国監督の続投を決め、中国は再び外国人監督を交代させた。一方、韓国はクリンスマン監督を更迭したが、依然として論議が続いており、後任の人選をめぐってまだ方向を決められずに彷徨っている」と取り上げている。

 記事では、日本に関して「森保監督は欧州組が集う選手たちを掌握できなかったという評価で、大会直後に更迭の世論が高まった。しかし、日本サッカー協会は森保監督の続投を決めた。ひとまずその座は守ったが、アジアカップで大きく傷がついたリーダーシップと選手たちの信頼をどのように回復するかが課題として残っている」と指摘していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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