「素晴らしいセーブから始まった」 広島監督が“復活”守護神を絶賛「日本人でトップ」

大迫敬介が浦和の攻撃陣をシャットアウト【写真:Getty Images】
大迫敬介が浦和の攻撃陣をシャットアウト【写真:Getty Images】

大迫は浦和戦で好セーブを連発

 サンフレッチェ広島は今季のJ1開幕戦、ほかのカードに先んじて2月23日の14時キックオフで行われた浦和レッズとの一戦に2-0で勝利。ミヒャエル・スキッベ監督はGK大迫敬介を絶賛している。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 大迫は昨季のリーグ最終節を12月3日に戦ったあと、右手舟状骨骨折の手術を12月8日に実施して全治約2か月とクラブから発表されていた。日本代表に選出される可能性のあったアジアカップも欠場することになり、負傷からの回復具合が心配されたが、スキッベ監督の信頼は厚く開幕戦にスタメン出場となった。すると、今季から使用される新設のエディオンピースウイング広島スタジアムにおける公式戦初戦でファインセーブを連発する。

 前半6分に浦和のFW関根貴大とのコンビネーションでペナルティーエリア内に切り込んだMF小泉佳穂がシュートを放つも大迫がファインセーブ。さらに浦和は前半25分に左サイドを突破したFW松尾佑介のラストパスに関根が飛び込むも、これも大迫がセーブ。1分後にはMFサミュエル・グスタフソンのコーナーキックにDFアレクサンダー・ショルツがニアサイドで合わせたシュートも大迫がゴールポストに身体をぶつけながらセーブした。

 スキッベ監督は試合後の会見で「開幕戦にふさわしい、素晴らしい緊迫感のあるいい試合だったと思う。今年のJリーグの最初は、大迫敬介の素晴らしいセーブから始まったと思う。時間が経つにつれて自分たちもうしろの守備が安定したところから強さを出せた」と、冒頭に大迫のファインセーブを称えた。

 そうしたなかで、広島は前半終了間際と後半立ち上がりに2点をリード。後半のラスト15分ほど浦和の反撃を受けたが、このまま無失点で守り切った。

 スキッベ監督は「まず、自分たちの特徴は前から奪いに行くこと。それで上手くいけばシュートまでいけるが、浦和のように技術のあるチームはそれを何回も突破してくる。その時に試されるのが守備の部分だ。大迫は間違いなく日本人でトップのGKだと思う。3バックも本当に素晴らしかった」と、大迫への賛辞を重ねた。

 広島の2点差勝利に終わったゲームだが、浦和に先制点が入っていれば全く違う展開になった可能性も十分にある。それだけに、前半に大迫が見せた3つのセーブは本拠地初戦の勝利に大きく貢献していた。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング