上田綺世は「ゴールを決めてくれるはず」 ノーゴールも指揮官から「全幅の信頼」の訳は?
フェイエノールトで初のリーグ戦フル出場もノーゴール
オランダ1部フェイエノールトの日本代表FW上田綺世は、現地時間2月11日に行われたリーグ第21節スパルタ・ロッテルダム戦(2-0)で移籍後初のリーグ戦先発フル出場を果たした。指揮官は無得点に終わった日本人FWについて試合を振り返っている。
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アジアカップに日本代表として参加していた上田は、クラブ帰還後の7日にオランダカップ戦(KNVBカップ)準々決勝AZアルクマール戦(2-0)に途中出場。中3日で迎えたロッテルダムとのダービーマッチで、上田は移籍後初めてリーグ戦でのスタメンに抜擢されている。
怪我の影響でメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが欠場し、センターフォワード(CF)としてフル出場した上田。最終ラインの2人がゴールを奪い2-0と勝利したなかノーゴールで90分を終えた。
フェイエノールトの専門メディア「FR12」では「監督はこのストライカーに全幅の信頼を寄せている」と、アルネ・スロット監督の言葉を紹介。「彼はフェイエノールトのためにゴールを決めてくれるはずだ。今回スパルタ戦のスペースはとても狭く、一度は自分の前にボールが上手く転がってくることを願わなければならない面もある」と日本人FWを一部擁護した。
一方でスロット監督は「上田には最終的にチャンスが1、2回訪れたが、得点できなかった。オフザボールでも頑張っていたと思うが、スパルタが素早くロングボールを狙ってきたため、なかなか上手くいかなかった。先発を飾れば得点を期待するものだ。彼は準決勝でもプレーしなければならないが、今回できなかったのは残念だ」と話している。
これまで先発を守ってきたヒメネスの怪我の状態は、今後のリーグ戦にも関わってくる。また27日に行われるカップ戦準決勝(VSフローニンゲン)では、累積警告のためヒメネスは出場できない。上田は与えられたチャンスの中で、どれだけ監督へ実力をアピールすることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)