カタールFWアフィフPK弾、ゴール後にユニークな“手品パフォーマンス”を披露

カタールがPKで先制【写真:ロイター】
カタールがPKで先制【写真:ロイター】

開催国のカタールと初の決勝進出となったヨルダンが対戦

 アジアの代表チームナンバーワンを決めるアジアカップは現地時間2月10日に決勝戦が行われ、前回王者で開催国のカタールと初のファイナル進出となったヨルダンが対戦し、カタールが3-1で勝利し大会連覇を達成した。前半22分にカタールが先制した場面では、FWアクラム・アフィフが斬新な手品パフォーマンスを披露するひと幕があった。

 カタールはグループリーグA組を3連勝で順調に勝ち上がり、準々決勝はウズベキスタンを相手に苦しみながらPK戦を突破。準決勝では同じ中東の強豪イランを破り2連覇に向け決勝に辿り着いた。一方のヨルダンはグループリーグE組で韓国と引き分けるなど力を見せたが最終戦でバーレーンに不覚を取り3位通過。それでも、イラク、タジキスタン、リターンマッチになった準決勝の韓国戦をすべて90分で勝ち抜いて初優勝に王手をかけた。

 地元の大声援を受けるカタールが攻撃の回数を多くする立ち上がりで迎えた前半20分、左45度付近からアフィフがドリブルでペナルティーエリア内へ侵入。そこをヨルダンDFアブダラ・ナシブが倒してしまいPKの判定に。これをアフィフが自ら決め、前半22分の先制ゴールになった。アフィフはゴール後、ソックスから自身の姿が映ったカードを取り出すと、瞬時に「S」と書かれたカードに変える手品パフォーマンスでゴールを祝った。

 後半に入ると1点を追うヨルダンが敵陣でゲームを進める時間が長くなり同22分、再三仕掛けていた右サイドの攻撃からクロスが上がると、FWヤザン・アルナイマトがワントラップからゴール。ヨルダンが初優勝へ向け試合を振り出しに。それでもカタールはその直後、MFイスマイール・モハンマドが倒された場面でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入の末、PKを獲得。これをアフィフが再び決めてリードを広げた。

 後半アディショナルタイムにもアフィフがPKでハットトリックを決めて、カタールが3-1で勝利。アラブ首長国連邦(UAE)開催だった2019年大会に続き、韓国、イラン、サウジアラビア、日本に続く史上5か国目の連覇達成チームとなった。

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