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メッシ決定機を“ビッグセーブ”「誘いました」 神戸GKが明かした1対1の“駆け引き”
後半に途中出場のGK新井がメッシの決定機でビッグセーブ
J1ヴィッセル神戸は2月7日、米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミと国立競技場で対戦し、0-0の末、PK戦で4-3と競り勝った。途中出場したGK新井章太は後半32分に迎えたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの決定機でビッグセーブを披露。チームの勝利に貢献した。試合後、メッシと迎えた1対1の場面について「誘いました」と“駆け引き”を明かしている。
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メッシは4日に中国で行われた香港選抜戦に引き続き、内転筋の違和感によりベンチスタートとなったが、後半15分に途中出場すると、ゴール前にチャンスを創出するスルーパスやマークを翻弄する切れ味鋭いステップワークを披露し、それまで停滞感のあったインテル・マイアミの攻撃を瞬く間に活性化させた。
そして0-0で迎えた後半32分、敵陣でパスを受けたメッシが神戸の守備陣を置き去りにするドリブル突破で一気にペナルティーエリアに侵入すると、GKとの1対1の場面でゴール右隅を狙うコントロールショットを放った。これを新井が見極めてビッグセーブ。こぼれ球にメッシが詰めるも、間一髪でクリアした。
勝敗の行方を左右する重要な場面となったが、試合後、新井にメッシの決定機を防いだセーブについて尋ねると、「(シュートコースは)誘いました」と、駆け引きの攻防を振り返っている。
「(先にアクションを起こすことを)とにかく我慢しましたね。先に倒れたりだとか、前に出たりすると、相手はやりやすくなると思うので。その場で堪えるように努めました」
親善試合とはいえ、史上最高の選手と評されるメッシの決定機を阻止したセーブは、GKとしてこれ以上ない特別な体験とも言えるだろう。新井は「息子も今日観にきているので、喜んでくれていると思います」と、満面の笑みを見せてバスへと向かっていった。