旗手負傷アクシデント「少し不安ですね」 日本代表OBが嘆いた訳…森保Jへ懸念点は?
バーレーンに快勝の裏で…旗手怜央が負傷交代
日本代表は1月31日に行われたアジアカップのラウンド16でバーレーン代表と対戦し、3-1で勝利した。9大会連続でベスト8に進出した日本だが、前半31分にMF堂安律が先制点を挙げた直後、MF旗手怜央が負傷交代するアクシデントが起きた。
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1点をリードした直後、旗手はピッチに座り込んで右足のふくらはぎに触れながら、プレーができないことをアピール。そのままベンチに退き、MF守田英正と交代になった。
2022年のカタール・ワールドカップでは招集外となっていた旗手だが、所属するセルティックでの活躍が認められ、今回のアジアカップのメンバーに招集された。セルティックでも大会直前まで負傷離脱していたが、なんとかこの大会に間に合わせた形だった。しかし、バーレーン戦で再び負傷してしまった。
スポーツチャンネル「DAZN」で解説を務めていた元日本代表MF小野伸二氏は、「これはちょっと嫌な感じ」と言うと、水沼貴史氏も「表情もね」と、旗手の状態を気遣った。そして旗手がピッチを離れる段階になると、小野氏は「少し不安ですね。本当に攻守ですごく効いているので。代わってしまうのは少し残念ですね」と、コメントした。
旗手は今大会、日本が敗れたイラク戦(1-2)に途中出場し、続くインドネシア戦(3-1)では先発出場して勝利に貢献。中6日で再び先発起用されて、中盤で存在感を示していた。それだけに小野氏は「前にも行けますし、うしろでもボールをつなげますし、良いパスも出せますから、本当に残念ですね」と、旗手の交代を惜しんだ。
水沼氏も「本当にチームに1人いてほしいなっていうタイプの選手。どんな時でも本当に頼りになる。攻守において頼りになる。守備のサポート、攻撃のサポート、本当にそういう面でのプレーが素晴らしい選手」と言うと、小野氏も「セカンドボールの反応とかも早いですし、ファーストディフェンダーとしてのプレスのタイミングもすごいんですよね」と、旗手が不在になった際の影響について同調した。
中盤だけでなく、左サイドバックもこなせる万能性も旗手の魅力だが、「ある意味プロフェッショナル。どんなところでもその役割を全うする」と水沼氏が言うと、小野氏も「どのポジションでも高いスキルを出す」と、旗手への称賛を続けた。
試合後に森保一監督は旗手の負傷状況について「私もまだ分かっていない」とコメント。準々決勝以降の出場が不安視される状況になっている。セルティックに続き、日本代表でも中盤の一角を任されて能力を発揮していた旗手が不在となれば、日本にとって大きな打撃になるが、再び今回のアジアカップでプレーする姿を見ることができるだろうか。