ベンゲル監督、“虚言疑惑”をトランプ語録で一刀両断! 「今言うところのフェイクニュースだ」

トリノ強化部長がベロッティにアーセナルからオファーと語るも…英紙は虚言疑惑を指摘

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、イタリア代表ストライカー獲得に6500万ユーロ(約80億円)のオファーを出したとトリノの強化部長が発言したことに対し、ドナルド・トランプ次期米大統領の流行語を引用して一刀両断している。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じた。

 トリノのジャンルカ・ペトラーキ強化部長は衛星放送「スカイ・イタリア」のカメラの前でこう語った。

「アーセナルからアンドレア・ベロッティに6500万ユーロのオファーが届き、我々はこれを拒否した。しかし、このことは選手の価値を反映した内容ではない。彼は今のところどこにも行かない」

 イタリア代表FWベロッティにアーセナルから80億円オファーが届いたと主張していた。今季12得点と抜群のゴール感覚を発揮し、12日のイタリア杯16強ACミラン戦でも先制点を決める活躍を見せているが、英地元紙は「オファーを出していない」と虚言疑惑を指摘していた。

 そして、ベンゲル監督はベロッティの正式オファー発言に対する質問を受けると、「これは今言うところのフェイク(偽の)ニュースというやつだね」と語った。記事では「ドナルド・トランプの言葉をベンゲルは引用した」と報じている。

 フェイクニュースとはトランプ氏が米CNNテレビの報道に激昂した際にツイートした言葉。トランプ氏はロシア側に破廉恥な弱みを握られた挙句、支援を受けていたという報道に反応し、「偽のニュースだ」と大騒ぎしていた。

 イタリアからの虚言をトランプ語録でベンゲル監督は一刀両断していた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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