アジア杯で目撃された日本代表の“清潔マナー”を海外絶賛「クレイジー、実に日本的だ」
グループ最終戦のインドネシア戦、堂安の所作が反響
カタールで行われているアジアカップで日本代表はグループリーグを突破。16強へ進出したなかで、D組の対戦国だったインドネシアのファンからある選手の振る舞いが称賛されている。その一部始終がSNS上で拡散され、各方面から熱視線が注がれている。
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グループDの日本は、1月24日に行われたインドネシアとのグループ最終戦に臨むと、前半6分にFW上田綺世がPKで先制。後半6分にも上田が2点目を挙げ、同43分にはオウンゴールでリードを広げた。その後、インドネシアに1点を返されるも3-1スコアで勝利し、D組2位通過を決めた。
この試合で相手国側のファンから一躍注目を浴びたのが、MF堂安律の振る舞いだった。サイドラインで給水のためペットボトルを手にしていた堂安は、その水を求めに来た相手DFアルハンへボトルを手渡す。さらに右手に持っていたボトルの蓋を差し出すと、アルハンがやや虚を突かれたような仕草で受け取る流れだ。
日本人としてはごく普通の振る舞いだが、これがインドネシア国民の目に驚きを持って捉えられた。蓋を捨てずアルハンへ差し出した行為が“清潔マナー”を重んじる日本特有の文化だと認識され、この一部始終を収めた動画がSNS上で拡散されたことで反響が広がっている。
インドネシアのスポーツメディア「fantasista.id」のアイヌール・ローマン記者はこのシーンを自身のX(旧ツイッター)上でアップ。そのうえで「ポイ捨てをしない習慣は、アドバイスや声かけ、誘いの結果ではなく、実践、実践、実践…」と綴り、日本人ならではの行動だと強調した。
堂安の所作は、清潔な環境にこだわりを示す日本の国民性への称賛を呼び起こし、現地ファンからの賛辞が殺到。「清潔さはもっと評価されるべき」「クレイジー、それはただのボトルのキャップ? 彼の態度は実に日本的だ」「不用意なゴミ捨てはない」といった声がSNS上に並び、日本の習慣がアジアカップで脚光を浴びていた。