チェルシーの闘将テリーに今冬の移籍浮上 ボーンマスがレンタルでの獲得を検討か

36歳の大ベテランは今季リーグ戦出場わずか5試合 8日のFAカップでは一発退場

 ボーンマスがプレミアリーグ首位を走るチェルシーの主将、元イングランド代表DFジョン・テリーを期限付き移籍で獲得する可能性を模索しているという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 負傷も重なり、今季はリーグ戦5試合の出場に止まっているテリー。不動のキャプテンであり、クラブの象徴的な存在だが、今季は受難のシーズンとなっている。4-1で快勝した8日のFAカップ3回戦ピーターボロ戦では、昨年10月26日のリーグ杯4回戦ウェストハム戦以来の先発出場を果たしたが、後半21分に一発退場処分となっていた。

 アントニオ・コンテ監督の下で出番を失っているテリーに狙いを定めているのは、リーグ9位につけているボーンマスだ。今季はアーセナルからイングランド代表MFジャック・ウィルシャーを期限付き移籍で獲得。前半戦に印象的な活躍を見せたDFネイサン・アケもチェルシーからのレンタル組で、その好調ぶりからすでにチェルシーが呼び戻しを決めた。

 こうして期限付き移籍で効率的に戦力を確保しているボーンマスは、36歳の大ベテランの獲得にも動き始めている。チェルシーに対し、今季終了までの移籍の可能性を問い合わせているという。

 チェルシーはコンテ監督の採用する3バックではDFダビド・ルイス、DFギャリー・ケイヒル、DFセサル・アスピリクエタが定位置をガッチリとつかんでいる。長期離脱中だったDFクルト・ズマも戦列復帰を果たし、厳しい状況に直面しているテリーは一部で中国クラブも獲得に動くと報じられているが、国内移籍の可能性も急浮上している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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