本田がアジア杯で対戦する強豪国を警戒 「想像以上に難しい試合になる」

アジアの戦いを警戒

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、来年1月12日のパレスチナ戦で初戦を迎えるアジア杯オーストラリア大会での連覇に向けて警戒心を高めている。
 2014年の最終戦となった20日のローマ戦で先発した本田は後半28分、ミランDFアルメロの退場処分の影響で交代となった。9試合連続でゴールはならず、試合も0-0の引き分けで終わった。
 フィリッポ・インザーギ監督や幹部とは、アジア杯参加についての話題になっていないという。本田は、この後、日本代表に合流予定だ。カタール大会に続く連覇に向けて日本代表の司令塔はこう語った。
「アジア杯はまた別物の戦い。相手も違うし、味方も違う。自分にとっては当然ながら違う挑戦がある。当然、連覇ということを言えば、それを阻止しにくる強豪が何チームかいる。想像以上に難しい試合になる。対戦相手だけではなく、ピッチの状況、レフェリー。さまざまな要素が絡んでくるのがアジア杯。いろいろなものを味方にできるか。ポジティブにできるか」
 2011年の前回大会で、アルベルト・ザッケローニ監督率いるチームは延長戦、PK、劇的な逆転勝利など壮絶な戦いを続け、タイトルを勝ち取った。本田も大会MVPに選出されたが、簡単な戦いではなかったと肌に刻み込んでいる。そして、対戦相手以外にも劣悪なピッチ環境、疑惑の判定など、さまざまな難題が降りかかる。
 日本代表にもハビエル・アギーレ監督のレアル・サラゴサ時代の八百長疑惑も浮上している微妙な状況でもある。アジア相手の戦いにも、大会連覇に対しても本田には楽観視する様子はみじんもなかった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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