「主審は傲慢」「本当に醜い」 中国ゴール取り消し…アジア杯の判定に母国怒り心頭

中国はタジキスタンと0-0のドロー【写真:Getty Images】
中国はタジキスタンと0-0のドロー【写真:Getty Images】

格下タジクと無得点ドロー、微妙判定に泣かされる

 中国代表(FIFAランキング79位)は1月13日、アジアカップ・グループリーグ初戦のタジキスタン戦に臨み、無得点ドローに終わった。母国メディアはゴール取り消し判定に怒り心頭。「ワールドクラスのジョークだ」と、主審のジャッジに不満をぶつけている。

 疑問の目を向けたのは、0-0で迎えた後半36分のシーンだ。コーナーキックからニアサイドでDFシュ・シュンケツが打点の高いヘディングシュートを放ちゴールネットを揺らした。

 中国に待望の先制点が生まれたかと思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)からの進言で主審がオンフィールドレビューを実施。ゴールの真偽が問われる形になる。

 すると、シュートの瞬間にオフサイドポジションにいたFWチャン・ユーニンが相手選手のシュートブロックの可能性に影響を与えたとしてオフサイドの反則に。ゴールは取り消しになった。

 その後、中国はスコアを動かせず無得点での引き分けに。そんななかで得点取り消しの判定に関して、母国メディア「sohu」は「もう審判はいらない! 主審はあまりにも傲慢だった」と見出しを打ち、怒りの声を上げている。

「これは本当にワールドクラスのジョークだ。AFC(アジアサッカー連盟)はあまりにも赤裸々で不謹慎で、あからさまに我々を中傷している。本当に醜い。この審判はレベルが低い」

 グループAで同居する開催国カタールが初戦で白星スタートを飾っていただけに、中国にとってはFIFAランキング106位の格下タジキスタン相手に痛恨の結果に。白星がすり抜ける微妙な判定を嘆いた。

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