十文字中がラブリッジ名古屋に昨年のリベンジ! 2大会ぶり5度目の全国制覇を達成!

十文字中学校が2年ぶり通算5度目となる日本一に輝いた【写真:Futsal X / 河合 拓】
十文字中学校が2年ぶり通算5度目となる日本一に輝いた【写真:Futsal X / 河合 拓】

昨年の決勝と1次ラウンドの借りを返す

 JFA(日本サッカー協会)第14回全日本U-15女子フットサル選手権大会の決勝が1月8日に行われ、昨年大会に続き、朝日インテックラブリッジ名古屋スターチス(東海・愛知)と十文字中学校(関東・東京)が対戦した。

 昨年の決勝では4-3とラブリッジ名古屋が競り勝っていたが、両チームは今大会の1次ラウンドの第2節でも対戦。10分ハーフの試合はフットサルでは珍しいスコアレスドローに終わり、どちらも譲らなかった。この試合の結果、十文字中はグループ2位となり敗退の可能性もあった。キャプテンであるGK丹羽なるみは悔し泣きしたが、ワイルドカードで決勝トーナメントに進出して、再びラブリッジ名古屋と対戦する機会を掴んでいた。

 迎えた決勝では、序盤から十文字中が試合の主導権を握る。1年の時から3年連続で決勝の舞台に立っているFP根鈴花李がミドルシュートでゴールを脅かす場面もあったが、ラブリッジ名古屋の守備を崩しきれなかった。それでも第1ピリオド残り38秒、根鈴のCKを受けたFP上田璃奈が左足を振りぬくと、ボールはゴール右上に決まり十文字中が先制した。

 第2ピリオドに入ると、1点を追うラブリッジ名古屋が反撃に出る。それでもGK丹羽の好セーブもあって同点ゴールを許さない。相手の時間帯を耐えた十文字中は、第2ピリオド5分にFP永井美咲がGKとの1対1を制して追加点を記録する。

 2点を追う形になったラブリッジ名古屋はタイムアウトを取り、流れを変えようとする。チャンスを作り出す場面もあったが、十文字中の勢いを完全に削ぐことはできなかった。第2ピリオド10分に十文字中は、中盤で献身的にプレーしていたFP角野心花がシュートチャンスを得たが、わずかに左に逸れて3点目は取ることができない。

 それでも巧みに時間を使いながら追加点を狙った十文字中が1次ラウンドに続いて、最後までラブリッジ名古屋にゴールを割らせずに2-0で勝利。昨年の借りを返して2年ぶり通算5度目となる日本一に輝いた。

(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)



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