レアルにまたも疑惑の判定… 3発快勝のセビージャ戦で2得点が「誤審」と地元紙糾弾

鹿島戦の“警告ドタキャン”に続く騒動に

 さらに前半43分の、レアルにPKが与えられた場面でも不正があったという。FWマルコス・アセンシオが右からクロスを入れた際に、セビージャDFガブリエル・メルカードがレアルMFルカ・モドリッチを背後から倒した。このプレーでレアルにPKが与えられ、倒れ込んだモドリッチはガッツポーズを見せたが、オリビエ氏はその直前のファウルを指摘。実際にはハメスが意図的にメルカードを突き飛ばし、これでよろけたメルカードがモドリッチに激突していた。

「これがドミノ倒しを引き起こしたが、審判は誰も気づかなかった」と、記事では誤審と指摘している。

 レアルは12月のFIFAクラブワールドカップ決勝の鹿島アントラーズ戦でも、重大な誤審騒動に救われていた。2-2で迎えた後半終了間際に、主将のセルヒオ・ラモスが鹿島FW金崎夢生を押し倒した。ジャニー・シカズ主審はイエローカードを出すために胸ポケットに手を入れた。ラモスはすでに1枚警告を受けており、これで退場処分となるはずが、寸前で撤回する謎のドタキャンに出ていた。

 鹿島戦での誤審は「よりパワフルな存在に傾いた」とスペインメディアでも糾弾され、世界中で批判の対象となっていた。ハメスの復活劇となった今回のセビージャ戦でも、レアルは快勝しながらまたしても疑惑の判定によって後味の悪さを残してしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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