ラツィオ鎌田に指揮官「希望は捨てていない」 人間性にも言及「解釈が難しいタイプ」

ラツィオの鎌田大地【写真:Getty Images】
ラツィオの鎌田大地【写真:Getty Images】

フロジノーネ戦でスタメン出場

 イタリア1部ラツィオに所属の日本代表MF鎌田大地は、現地時間12月29日のセリエA第18節フロジノーネ戦(3-1)にスタメン出場。マウリツィオ・サッリ監督からは、本来の力を発揮できていないという評価を受けている。

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 鎌田がスタメン出場するも、ラツィオは後半13分に相手のPKで先制を許した。後半20分に交代で退くと、そこからチームは3点を奪って3-1の逆転勝利で年内の最終戦を終えた。鎌田は今夏の移籍市場で一時はACミラン行きが決定的とされたなかでクラブ側の強化体制一新もあり、最終的にラツィオへ加入。急ピッチで間に合わせた開幕当初はスタメン出場が続いたものの、次第にチーム内での立場は厳しくなりシーズンの半分を終えた。

 サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」によると、サッリ監督は試合後に中継局のインタビューに対して鎌田に関する質問に応じている。

 スポーツ専門チャンネル「DAZN」に対しては、「彼はフランクフルトで見せていたようなパフォーマンスを発揮していないが、私は信頼を寄せているし、彼にはクオリティーがあるから現状を打破できると信じている」と話している。

 また、英衛星放送「スカイ・スポーツ」に対しては、人間性の部分について「解釈が難しいタイプだ。彼はあまりオープンではなく閉鎖的なところがあるので、内に秘めたものを引き出すのは難しい。ただ、フランクフルトで重要な選手としてプレーしていたのを見ているし、希望は捨てていない」とコメントしている。

 同サイトの採点記事では「いつもコーラスから外れている楽器のような感がある」と評価されただけに、サッリ監督のコメントは現状の問題点がピッチに表れていることを示しているのかもしれない。

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