市立船橋、二冠の夢破れる… 前橋育英がPK戦の末に名門校対決を制す

スコアレスでPK戦にもつれ込んだ熱戦 前橋育英は5人全員が成功

 夏冬二冠を目指す市立船橋(千葉)の夢を打ち砕いたのは、3年連続20回目の出場を果たした群馬の名門校だった。第95回全国高校サッカー選手権大会の2回戦の注目カード、市立船橋対前橋育英が2日にフクダ電子アリーナで行われた。0-0でPK戦にもつれ込んだ激戦は、PKスコア5-3で前橋育英が勝利した。

 夏のインターハイとの二冠を目指す市立船橋は最終ラインからパスをつなぎ、ボールを支配した。しかし、簡単なパスミスが目立つなど動きに硬さのあった市立船橋の隙を突いて、前橋育英も積極的に前へ出て行く。前半30分の10番FW飯島陸のミドルシュートは市立船橋GK長谷川凌のファインセーブに防がれたが、何度もゴール前まで攻め込み、チャンスの多さで上回った。

 前半をスコアレスで折り返すと後半はより緊迫した展開で試合は進み、両チームとも中盤で激しくボールを奪い合う一進一退の攻防を繰り広げた。前半チャンスの少なかった市立船橋は、G大阪加入内定が決まっているMF高宇洋の突破や、新潟加入内定のDF原輝綺のセットプレーの強さを生かしてゴールに迫ったが、最後のひと押しが足りなかった。

 90分で決着はつかず、決着はPK戦へもつれ込んだ。先攻の前橋育英は1人目のキャプテンMF大塚涼がきっちり決めたのに対し、市立船橋は途中出場MF野本幸太が強烈なシュートを左ポストに当てて失敗。前橋育英は5人目のFW馬場拓哉まで全員がきっちりと成功させ、PKスコア5-3で激戦を制した。

【了】

石川 遼●文 text by Ryo Ishikawa

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