サッカー“少女ファン”が「可愛い」「日本文化を尊敬」 “MITOMA”ボード&代表戦後のゴミ拾い姿に喝采【23年厳選トピック】

ブライトンでプレーする三笘薫【写真:徳原隆元】
ブライトンでプレーする三笘薫【写真:徳原隆元】

三笘へのメッセージボード、ごみ拾いをする少女ファンに再注目

 2023年のサッカー界では数々の反響シーンがあったなか、今回は日本人の活躍に際し注目を浴びた“少女ファン”に脚光を当てる。MF三笘薫(ブライトン)へのメッセージが話題となった1人のファンの一枚と、世界からも注目された日本サポーターの姿を振り返っていく。

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 三笘はプレミアリーグ初挑戦となった昨季、公式戦41試合に出場し10ゴールをマーク。期待が高まるなか迎えた今シーズンは、ここまで出場22試合で3ゴールの成績だ。スピードとキレのある切り返しで相手を置き去りにするドリブルは、ブライトンの大きな武器の1つとなっている。

 そんな活躍著しい三笘に向けたメッセージが話題となったのが、現地時間1月29日に行われた昨季FAカップ4回戦のリバプール戦での一幕だ。1-1で迎えた後半アディショナルタイム2分に劇的な決勝ゴールを挙げた三笘に対し、現地スタジアムで少女が掲げた「MITOMA」ボードが話題になった。

 日の丸をプリントし、背番号22のユニフォームを描いた段ボールのプラカードを掲げる少女。ぎこちない日本語でのメッセージも書かれている。三笘への“愛”が詰まった姿には、当時「この子の願いが三笘に届くことを願いたい」「可愛い」「微笑ましい」「一生懸命書いたの好感が持てる」といった声が寄せられ、反響が広がった。

 一方、森保一監督率いる日本代表は昨年カタールで行われたワールドカップ(W杯)のグループステージで強豪ドイツとスペインを破る快進撃を見せた。チームの好調は今年に入っても続き、6月のエルサルバドル戦(6-0)戦以降は怒涛の8連勝を飾っている。

 現地時間9月12日に行われた国際親善試合のトルコ戦でも、日本は強さを発揮。ベルギーで開催された一戦は、MF伊藤敦樹(浦和レッズ)のA代表初ゴールなど新戦力もその片鱗を見せた。FW中村敬斗(スタッド・ランス)の2ゴールなどを加え、4-2で日本がトルコを撃破している。

 この試合後には、アウェーの地へ応援に駆け付けたスタンドの日本サポーターが脚光を浴びた。青い袋を持ち、スタンドでゴミ拾いをする1人の少女が海外メディアから「ゴミ袋を持ってスタンドを清掃する日本のファン」と注目を集めた。

 この場面はSNS上でも話題となり「これをお手本にしよう」「世界最高レベルの文化」「私は日本人が大好きだ」「この日本文化を尊敬している」といったコメントが寄せられた。

 スタンドでのごみ拾いは、カタールW杯などこれまでも世界に大きな影響を与えている。大人だけに限らず、少女も含め気持ち良く会場を後にする日本サポーターの姿への声が集まっていた。

 日本は来年元日、タイ代表と親善試合を行う予定。カタールで行われるアジアカップに備え、着々と準備を進めている。

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