ACL16強入りの横浜FM、マスカット監督体制ラストゲーム白星に選手喜び 「勝って送り出したいと思っていた」

横浜FMマスカット監督ラストマッチで選手が感謝【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】
横浜FMマスカット監督ラストマッチで選手が感謝【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】

A・ロペスはマスカット監督を「このチームに歴史に名を残した人物」と表現

 横浜F・マリノスは12月13日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節で山東泰山(中国)と対戦。ホームで3-0と勝利し、得失点の差によりグループ首位通過で決勝トーナメント進出を決めた。チーム2点目を決めたFWアンデルソン・ロペスは「突破を目標にしていたので、やることをやったとホッとしています」と語った。

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 5試合を終えて、3勝2敗でグループG3位の横浜FM。当該クラブ間の対戦成績が優先されるが、勝ち点9の横浜FMと仁川ユナイテッド(韓国)が今節で勝利した場合、山東泰山を含めた3チームが勝ち点12で並ぶため、得失点差、総得点の順に順位が決まる。

 すでに当該クラブ間の対戦を終えた仁川の得失点差は「-1」(7得点・8失点)。仁川に2連敗を喫し、得失点差が「-2」(4得点・6失点)の横浜FMは2点差以上をつけて山東泰山に勝利すれば、仁川を上回って2位に浮上、3点差以上の勝利で山東泰山(5得点・2失点)も上回り、グループ首位通過となる状況で今節を迎えた。

 今季限りでの退任が決まっているケヴィン・マスカット監督の最終戦。横浜FMはMF喜田拓也、J1得点王に輝いたFWアンデルソン・ロペスらがスタメンに名を連ねた。

 試合は0-0で推移したなか、横浜FMは前半アディショナルタイムにFWヤン・マテウスがハーフウェーライン付近から浮き球のスルーパスを供給。これにFWエウベルが反応して抜け出すと、相手GKとの1対1を制して右足でゴールに流し込み、先制に成功して前半を折り返した。

 横浜FMは後半12分、縦パスを受けた喜田から右サイドのヤン・マテウスに展開すると、折り返しをアンデルソン・ロペスが押し込み、突破に必要な2点のリードを奪った。

 さらに、横浜FMは後半19分には、エウベルからのスルーパスを受けたヤン・マテウスが技ありのループシュートで3点目。同24分にはエウベルに代えてFW宮市亮、MFナム・テヒに代わってFW西村拓真と2枚替えでたたみかける。

 横浜FMは追加点こそ奪えなかったが、3-0でそのままフィニッシュ。仁川も勝利して3チームが勝ち点12で並んだなか、グループ首位通過でACL16強入りを果たした。

 アンデルソン・ロペスは試合後のフラッシュインタビューで、「突破を目標にしていたので、やることをやったとホッとしています。我々の特徴であるパスワークが上手く得点につながって良かった」と言及。3点目が決まったあと、監督の元へ選手たちが駆け付けたことに関して、「監督はこのチームで素晴らしい仕事をしたと思います。このチームに歴史に名を残した人物だと思います。今日の試合は突破を決め、勝って送り出したいと、選手全員がそう思っていた。最後の得点を決めて、全員が監督のところに走りました」と説明していた。

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