J2勢初となるACL16強達成の甲府、タイまで応援のサポーターとの“絆写真”に反響 「誇らしい」「異国の地とは思えない!」

甲府のアウェーサポーター【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】
甲府のアウェーサポーター【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】

グループステージ首位で決勝トーナメントへ

 J2ヴァンフォーレ甲府は、12月12日に敵地で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終戦でブリーラム・ユナイテッド(タイ)に3-2で勝利し、他会場の結果を受け、J2クラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。クラブ公式ツイッターは、現地に駆け付けた甲府サポーターとの集合ショットをアップしている。

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 昨年の天皇杯をJ2所属ながら制して出場の甲府は5試合を終えて勝ち点8の得失点差プラス2で、メルボルン・シティ(オーストラリア)と並んで迎えた。得失点差もプラス2で並び、総得点でわずかに甲府が1点リードしての首位で迎えるキックオフとなり、対戦相手のブリーラムも勝ち点6ながら勝利すれば逆転突破の可能性を残す、他会場の動向も含め非常に複雑なキックオフになった。

 そうしたアウェーゲームで積極的なプレーを見せ、際どいオフサイド判定だったもののFWピーター・ウタカが背後に抜け出すなどチャンスを作っていた甲府は前半24分、相手が最終ラインから前方につないでいこうという場面でMF長谷川元希がプレスをかけると、相手のパスを前方に弾いた。長谷川はそのルーズボールをそのままペナルティーエリア内まで持ち込んで、GKとの1対1で冷静に右足シュート。これがゴールに吸い込まれ、甲府が貴重な先制点を奪った。

 さらに甲府は前半38分、左サイドからのクロスにウタカがコントロールを試みると、相手に当たったボールが目の前にこぼれるビッグチャンスを左足で蹴り込んだ。さらに前半43分、長谷川の右コーナーキックからの流れでファーサイドに流れてきたボールを、フリーのウタカが難なく蹴り込んだ。甲府のエースストライカーの2ゴールで、前半を3-0と大きなリードで終えた。

 後半に2点を返される苦しいゲームになったものの、甲府は1点差の勝利を収めた。メルボルンと浙江FC(中国)の試合が1-1の引き分けで終了したため、勝ち点11の甲府が首位で通過を決め、J2勢として初のグループステージ突破を果たした。

 甲府は試合後、クラブ公式ツイッターで「AFC champions league 2023/24 vs. #ブリーラム・ユナイテッド WE ARE KOFU」と綴り、タイまで駆け付けた甲府サポーターをバックに記念撮影した様子をアップ。敵地のスタンドの一角を埋めるほどのサポーターがおり、「誇らしい」「これが異国の地とは思えない!」「こんな最高な事あるのかよ!!」といった声がファンから寄せられていた。

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