「三笘のベンチスタートは結果に影響したか?」 投入後ブライトンが劇的変化…現地考察「メンタリティーを一変させた」

ブライトンでプレーする三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンでプレーする三笘薫【写真:ロイター】

後半頭から出場し果敢に仕掛けのシーンを作る

 イングランド1部ブライトンは、現地時間12月9日のプレミアリーグ第16節でバーンリーと1-1で引き分けた。日本代表MF三笘薫は後半頭から出場し、攻撃面で相手の脅威に。現地メディアは「三笘のベンチスタートは結果に影響したか?」と考察を展開している。

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 負傷者続出に苦しむブライトンはホームで19位のバーンリーと対戦。三笘もベンチスタートとなったなかで、チームは攻撃の局面で崩しきれずに苦戦を強いられる。すると前半終了間際45分、MFウィルソン・オドベールのゴールでバーンリーに先制点を取られてしまう。

 反撃に出たいブライトンは、後半頭からMFビリー・ギルモアと三笘を投入。攻撃の活性化を図ると、後半32分にMFパスカル・グロスの浮き球パスからFWシモン・ディングラのヘディング弾が生まれ同点に追い付いた。

 三笘は左サイドで投入直後から果敢な仕掛けの姿勢を見せ、何本ものクロスを相手ペナルティーエリア内へ供給。後半アディショナルタイム7分にはギルモアの右クロスをファーサイドの三笘が右足でワンバウンドのボールを叩きボレーシュートを放ったが、これはGKジェームズ・トラッフォードのビッグセーブに防がれた。

 試合を1-1で終え、英地元メディア「Sussex Express」は「三笘のベンチスタートは結果に影響したか?」と題し考察を展開。「この日本代表MFのプレーは見事としか言いようがない」と絶賛し「デ・ゼルビ監督は選手たちに口笛を吹きながら、この巧みな選手にボールを渡すように指差す姿さえ見られた。チームが前半苦戦した。もし三笘がフル出場していたなら、前半のホイッスルの時点で試合は大きく変わっていたかもしれない。後半、このウインガーはブライトンのメンタリティーを一変させたのだ」と、投入で一気に流れを手繰り寄せたプレーを称えた。

 一方でロベルト・デ・ゼルビ監督は試合後「ミトマは90分間プレーするにはリスクがあった」と、ベンチに置いた理由も明かしている。試合を一変するだけの才能を持つ日本人アタッカーは、現地でもその存在が日に日に大きくなっているようだ。

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