関東一の初出場初勝利に貢献した控え1年生GK 守護神負傷、第2GK不在…緊急出場で“主役”に

後半14分にGK内野が負傷 「公式戦2試合目の出場」のGK北村が強心臓ぶりを発揮

 第95回全国高校サッカー選手権のオープニングマッチで主役になったのは、1年生の控えGKだった。関東一対野洲の一戦、後半途中からスクランブル出場した関東一GK北村海チデイがチームの危機を救うビッグセーブを見せ、1-0白星発進の立役者となった。

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 関東一にアクシデントが発生したのは後半14分のことだった。野洲の猛攻を受けた際、相手アタッカーともつれ合ったGK内野将大が左手小指を負傷。チームスタッフが流血した手を見た瞬間「×」マークを出す事態となった。

 そこで出番が巡ってきたのは北村だった。実は北村、立場上は“第3GK”的な立場だったという。都大会で内野と正GK争いをしていたのは3年生の山口公太郎。しかし小野貴裕監督によると「山口は(直前の)合宿で風邪をひいてしまい、3日間くらい(調整が)遅れてしまった」ことを考慮し、ベンチには山口ではなく、「この日が公式戦2試合目の出場」(北村)となる1年生GKを入れた。

 突然の出場にも北村は慌てないどころか、チームの危機をも救った。主将でこの日PKで決勝点を挙げた主将の冨山大輔は、北村がピッチに入ると「お前ならいける、大丈夫」と声をかけたが、北村本人は「そんなに緊張しなかった」との言葉通り落ち着いて試合に入り、1-0以降は冷静な対応で上級生顔負けの強心臓ぶりを発揮した。

 

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