遠藤航は「過小評価されている」 流れ一変の圧巻15mミドル弾が英反響「伝説級だ」

リバプールの遠藤航【写真:ロイター】
リバプールの遠藤航【写真:ロイター】

フルハム戦の終盤に出場、起死回生の同点ミドル弾に現地熱視線

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間12月3日に行われたプレミアリーグ第14節フルハム戦(4-3)で同点ミドル弾を叩き込み、プレミアリーグ初得点をマーク。チームの劇的勝利に貢献した。敗色ムードが漂うなか、ゴールまで約15メートルの位置から叩き込んだ貴重な一撃に現地ファンから熱狂の声が相次いで寄せられている。

 ベンチスタートとなった遠藤は、2-3とビハインドの後半38分からピッチに登場。すると出場から4分後の同42分、ペナルティーエリア右手前でボールをキープしたFWモハメド・サラーからマイナス気味のパスを中央で受けると、右足を一閃。ゴールまで約15メートルの位置からのミドルシュートをゴール右に突き刺し、値千金の同点弾を奪った。

 これで流れはリバプールへ。その1分後にはアーノルドがペナルティーエリア手前からグラウンダーのシュートを流し込み、劇的な逆転勝利に成功。プレミアリーグでは待望の初ゴールとなった遠藤の鮮烈なミドル弾は、今季リーグ戦でホーム全勝を続けてきたチームを勢いづかせる貴重な一撃となった。

 試合終盤からの劇的な展開を呼び込んだゴールとあって、現地ファンからは喝采の声が相次いだ。試合映像がアップされたクラブ公式YouTubeチャンネル上には「遠藤は過小評価されている」「流れを変えたこのゴールは伝説級だ」「間違いなくワールドクラス」「とにかく美しいシュート」などと熱狂ぶりが伝わるコメントが並んでいる。

 遠藤は11月30日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第5節LASKリンツ戦(4-0)に続き、好パフォーマンスを発揮。今後は過密スケジュールとなる年末に向けて、さらなるアピールが続くかに注目が集まる。

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