2Aアーセナル冨安は「ベストプレーヤーの1人」 攻守で傑出と英絶賛、多才プレーは「万能ナイフのよう」
CLランス戦で2アシストと躍動、攻守両面の安定感に現地称賛
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は現地時間11月29日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節のRCランス戦に先発出場。前半45分のみの出場ながら積極的な攻撃参加で2アシストを記録し、6-0の勝利に大きく貢献した。現地メディアも「守備では常に堅実、攻撃での貢献も増えている」と称賛している。
怪我から復帰したばかりのDFベン・ホワイトに代わって右サイドバックで先発した冨安は3-0と大きくリードしていた前半27分に自陣からのロングボールを左サイドに展開し、FWガブリエウ・マルティネッリのゴールを演出。さらに同アディショナルタイム1分にはFWブカヨ・サカのパスから右サイドの高い位置に攻め込み、クロスからMFマルティン・ウーデゴールの鮮やかなボレー弾をアシストした。
冨安はハーフタイムに交代。45分の限られた出番だったが、後半にも1点を加えて6-0の大勝を収めたなかでインパクトを残した。
英メディア「Pain in the Arsenal」はこの試合で特に際立った活躍を見せた4選手をピックアップ。そこに冨安が名を連ねている。
「冨安はここ10試合ほどでアーセナルのベストプレーヤーの1人。守備は常に堅実で、攻撃での貢献も増えている。ランス戦では2アシストを記録した」
守備面での安定したパフォーマンスが評価されてきた冨安だが、この日は積極的なオーバーラップで得点に絡み、ホワイトに負けず劣らずの攻撃力の高さを示していた。
さらに、最終ラインをすべてカバーするユーティリティーな活躍についても「トミはディフェンスのどこでも力を発揮し続けている。彼はスイスアーミーナイフ(万能ナイフ)のような存在で、どこでもプレーでき、大きな安心感を与えてくれる」と絶賛されていた。