J1残留争い大一番、勝利の湘南は残留確定! 敗れた最下位・横浜FCはJ2降格決定的…17位・柏と大量得失点差

直接対決で湘南が勝利【写真:徳原隆元】
直接対決で湘南が勝利【写真:徳原隆元】

湘南DF大岩一貴が決勝ゴール

 J1リーグは11月25日に第33節を行い、J1残留を争っている最下位18位の横浜FC(勝ち点30)と17位の湘南ベルマーレ(同32)がニッパツ三ツ沢球技場で対戦。試合前に両チームの勝ち点差はわずか「2」となっていたなか、湘南が1-0勝利で残留を決めた一方、横浜FCのJ1残留は絶望的となった。

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 序盤は直近の4試合で3勝1分けと好調の湘南が横浜FCを押し込むが、徐々に勝利が必要な横浜FCがボールを保持する時間を長くしていく。ともに守備でボールを奪ってからの速攻を持ち味とする両チームだが、互いに球際に強い守りを見せ、得意な形で仕掛けられずにシュートがほとんどないまま時間が過ぎた。

 前半35分過ぎ、横浜FCは湘南のゴール前を横切るボールを何度か蹴るが、最後の一押しができない。このまま前半は0-0とスコアレスで終了した。

 後半の立ち上がり、横浜FCはFWマルセロ・ヒアンが持ち上がり、右のMFカプリーニにパス。エリア内にボールを運んだカプリーニが右足でシュートを放ったが、GKソン・ボムグンに阻まれた。

 ピンチを凌いだ湘南は、後半4分に中盤でフリーとなったMF池田昌生が強烈なミドルシュートを放つ。これをGK永井堅梧が弾いたところにDF大岩一貴が詰めてゴールネットを揺らした。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックが入ったものの、オンサイドであることが認められ、湘南が先制した。

 後半16分には、横浜FCのDFンドカ・ボニフェイスが最終ラインでパスをミスし、4試合連続ゴール中のFW大橋祐紀に渡してしまう。大橋はエリア外から狙ったが、シュートは枠を越えて追加点を挙げることはできなかった。さらに湘南は同20分にも高い位置でボールを奪い、左サイドからMF平岡大陽がクロスを上げ、大橋がヘッドで合わせたがわずかに右に逸れていく。

 残り15分を切り、横浜FCはサイドからクロスを入れるが、中で合わせ切れない。湘南のゴールに迫った横浜FCだが、最後まで湘南も堅い守備を保ち続け、このまま試合は終了。湘南が1-0で勝利してJ1残留を決めた。

 一方、敗れた横浜FCの最下位は変わらず。試合前に16位だった柏レイソルがサガン鳥栖と2-2で引き分けて17位に落ち、横浜FCとの勝ち点差は3。数字の上では横浜FCにも最終節で残留の可能性が残っているものの、両チームの得失点差は12あるため、横浜FCのJ1残留は絶望的な状況となっている。

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