アジア年間最優秀監督賞に輝いた森保監督について読者へアンケート

　日本代表の森保一監督は、アジアサッカー連盟（AFC）の年間表彰式『AFC Annual Awards Doha 2022』でアジア年間最優秀監督賞を受賞した。第2次政権を迎える森保監督の日本代表は、今年に入っても好成績を収めている。そんな日本の指揮官について、今回「FOOTBALL ZONE」では独自アンケート調査を実施。リアルな森保監督の評価を探った。

　森保監督は2018年のロシア・ワールドカップ（W杯）後に日本代表監督に就任。21年の開催になった東京五輪の監督も兼務した。22年のカタール・ワールドカップ（W杯）ではグループリーグでドイツ代表とスペイン代表に勝利して鮮烈なインパクトを世界に与え、16強入りを果たした。カタールW杯後も日本代表監督を継続している。

「FOOTBALL ZONE」では、アジア年間最優秀監督賞に輝いた指揮官について「森保一監督は史上最高の日本代表指揮官なのか」といったテーマで意見を募集。「史上最高の日本代表指揮官だと思う」と答えたのは全体の25.8%、「史上最高とは言わないが良い日本代表指揮官だと思う」との回答が40.6%と好印象を持つ意見が6割以上となった。

「史上最高の日本代表指揮官だと思う」と答えた理由には「結果が全て」「ドイツとスペイン相手にＷ杯で勝つなんてそれだけでも史上最高」「選手の意見を取り入れて最良のチームを更新し続けようと努力している」「選手の能力を引き出すのが上手い」「采配的中、なにより若手起用が多い」といった声が並んだ。

　回答が40.6%と最も多くなった「史上最高とは言わないが良い日本代表指揮官だと思う」には「戦術家ではないけどモチベーター」「岡田監督の方が良かった」「史上最高は今でもオシムだと思っている」「今までで最も選手たちにマッチした監督」「史上最高というためには、ワールドカップベスト８以上の結果が不可欠だ」と、両面を指摘する意見が集まっている。

　一方、「歴代の日本代表監督のなかで良い指揮官とは思わない」と厳しい見方だったのは29.7%、「その他（わからない含め）」が3.9%となった。厳しい意見としては「今までの指揮官と成績は変わっていない」「モチベーターとしての評価は出来るが良くは無い」「戦力が違うので一概に比較できない」「ヨーロッパのトップレベルの監督ならばもっと強くなる」「監督としての結果はまだ途中」といった声が寄せられている。

　11月には2026年北中米ワールドカップ（W杯）アジア2次予選を控える森保ジャパン。今後の大事な試合で示す結果次第で、指揮官への評価はまた変わってくるだろうか。