インザーギ監督が失速の本田をかばう 「彼はゴールを決めない時も重要な選手」

 

「チームのためにとても役に立つ選手」

 

 ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が7試合連続でゴールから遠ざかる不振で地元メディアから批判を受けている日本代表FW本田圭佑を擁護した。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。

 スポンサー契約を結ぶ東洋ゴム工業のブランド「トーヨータイヤ」のイベントに出席したインザーギ監督は沈黙を続ける背番号10にメッセージを送った。

「ケイスケに関しては、みんなリーグ戦の初めのあまりにもいいプレーに慣れてしまっていたようだ。一生懸命にやっている。練習で私はいつも見ている。彼はゴールを決めない時も重要な選手。ゴールを決めない時にも、態度やプレーで、チームのためにとても役に立つ選手のひとり。他の多くの選手と同じように彼は重要な選手だ」

 開幕7試合で6得点2アシストと爆発しながらも、ここ7試合でゴールから遠ざかっている本田について、指揮官はこう語ったという。特別扱いはしなかったものの、プロ意識、存在の重要性を認めている。

 14日のナポリ戦では今季2度目のベンチスタートとなる可能性も地元紙で報じられている本田。来年1月のアジア杯オーストラリア大会で長期離脱を余儀なくされるだけに、ここで結果を出して指揮官の信頼に応えたいところだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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